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*episode*32 ページ32

?「王子キャラたるもの、そう易々と
愛を振りまいたりしないもの…
どうしてそんなに馬鹿みたいなの!!

まるで頭の悪いナルシストじゃない…!!
無能!!凡人!!最低!!」


散々言われた挙句、ついには雷が当たった環


光「…おっ新技だ…」
馨「1人スローモーションッ…」


鏡夜「君は…もしや」

少し考え込んでいた鏡夜が
何か思いついたのか口を開いた


?「っ!!鏡夜さまぁあ!!」

したに横たわっている
環を踏みながら鏡夜に抱きつく女の子


?「(お会いしたかった…私だけの…王子様…)」



光「許嫁…?」
馨「鏡夜先輩の…?」


れんげ「はい、宝積寺れんげと申します
明日から1年A組に転入することになりました」


環は部屋の隅で怒りながら落ち込んでいた

光「ほら怒ってるよ」

馨「お母さん(鏡夜先輩)がお父さん(殿)に
隠し事したから…」


鏡夜「どうでもいいが…
その夫婦設定は定着させていくつもりか…?」



みんなが話しているあいだに
れんげの惚気話が始まった


れんげ「まさに一目惚れでございました♡

誰にも見向きもされない裏庭にあるお花を
1人慈しむそのお姿に…

そして、傷ついた子猫に
優しく差し伸べたその手に…」


常陸院 A『「それは誰…」』

『いやいや、人違いでしょう。
お帰りください』

常陸院「ぶふぉwww」


れんげ「いいえ、
この目に狂いはありませんわ!!
誰にでも優しく、
そして決して見返りをもとめたりしない人…
孤独を愛し…でも本当は寂しがり屋…」


部員「(ダレソレ ダレソレ ダレソレ)」



れんげ「今をときめく
恋愛シュミレーションゲーム
うき♡どき☆メモリアルの
壱城 ミヤビ君にそっくりな貴方!!」


壱城ミヤビにそっくりと言って
れんげは鏡夜を指さした
どうやらミヤビと
鏡夜を重ね合わせているようだった



鏡夜「なるほど…キャラ萌え系か…
俺を当てはめ、
婚約者という妄想にまで及んだと…」

鏡夜がソファに座って考えている間に、
れんげは後ろでずっと走り回っていた


鏡夜「おそらく、ミヤビ様というのは
眼鏡キャラなのだろう」

そう言って眼鏡をくいっと上げる鏡夜


環「妄想って…
それじゃあお前の許嫁って話は…」

鏡夜「1度たりとも肯定した覚えはないが?
第一、彼女とは今日が初対面だ」


なら早く言えっての…



れんげ「調査によりますと、鏡夜様は
この部の一切を管理しておられるとか?」


ハニー「そうだよぉ〜鏡ちゃん店長さん」


れんげ「店長さま…?ピッタリですわ!!」

*episode*33→←*episode*31



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設定タグ:桜蘭高校ホスト部   
作品ジャンル:ラブコメ
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すぷりんぐ(プロフ) - 有栖さん» ありがとうございます。修正してまいります! (2018年7月30日 23時) (レス) id: 244cf2df4f (このIDを非表示/違反報告)
有栖 - 第二じゃなくて第三だと (2018年7月30日 17時) (レス) id: 498c10caab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すぷりんぐ | 作成日時:2018年7月22日 19時

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