ようこそホスト部へ

＊episode＊29 ページ29

真っ暗な家の中で
テレビゲームをする女の子が1人……


部屋は推しのキャラのグッズでいっぱい…



｢好きだ。君だけのことを考えている。
これからずっと僕と二人きりで過ごそう｣


テレビの恋愛シミュレーションゲームに
夢中になっているようだ



▶嬉しいわ…ミヤビ君

今は…無理よ…



？｢嬉しいわ…ミヤビ君…｣



ｺﾝｺﾝ
メイド｢失礼しますお嬢様
旦那様がお戻りになりました｣

父｢れんげ｣


全くもって出てこないれんげ(？)に対して
れんげの父は部屋に入ってきた



父｢はぁ…れんげは
本当にゲームが好きだねぇ…｣


れんげ｢…いけない？｣


父｢いやいや、お父さんは、
れんげの思うままに
伸び伸びと生きていって欲しいんだ

望むことならなんでもさせてあげるよ
約束する｣

れんげ｢そう…｣






ここはフランス…



れんげ｢日本でのお仕事はどうでしたの…？｣

優雅にティーを口に含むれんげ


父｢上手く行きそうだよ
そうそう、先日取引先の御一家と
御食事をしてね…
ほら…これがその時の写真だ｣

そう言って写真を差し出すれんげの父


れんげ｢っ…｣

その写真にキラキラした目をし、
手を震わせるれんげ


父｢あちらにも高校生のお子さんがいたよ｣



れんげ｢…お父様…私、彼と結婚するわ…！！｣

ﾄﾞﾝｯ


机を強く叩いたあとに
父に言い寄り、無理強いを言うれんげ




レンケ｢先程の約束…
必ず守ってくださいねお父様…!!｣

父の驚きも気にせずすぐに
日本に向かう準備を始めるれんげ



父｢お、おい…れんげ…｣

れんげ｢まってて…♡
私の王子様…♡｣


そうしてすぐに
有言実行をしたれんげちゃんでありました

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