ようこそホスト部へ (ページ20)

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＊episode＊20 ページ20

今日のホスト部は
ホスト部主催の花見の宴…

満開の桜が舞い散る中、
外で茶話会をしている

環、鏡夜、常陸院ブラザーズは洋風の服

光邦、崇、ハルヒ、Aは
和風の服を着ている

環｢お姫様はどのカップにお茶を？
フォリー？ウースター？
それともスージーのガーデニアで？｣

女1｢素敵♡英国アンティークね♡
環くんのお好みは？｣

環｢もちろん、こちらの姫をテイクアウトで｣

環は女性の手を取り、
いつものテクでメロメロにさせていた

女1｢ふふっ…嫌だ…環くんったら…｣

馨｢行ったことない？コベントガーデン｣

女1｢ううーん、
アンティークはポートベローしか…｣

光｢結構面白いよ～
この辺のビクトリアン物は大抵そこで…｣

ｶﾞﾁｬﾝｯ

馨｢ｱｯﾂｯ…｣

馨はティーがまだ入っている
ティーポットとカップを落としてしまい、
指先を火傷してしまった

光｢馨っ!!｣

光は火傷した部分を舐めた

女｢ｸｩｩｰ♡｣

光｢まったく…よそ見してるからだ…
お前は僕だけを見てればいいんだよ｣

馨｢光…｣

女1｢はぁ…♡もうだめ…素敵すぎるわ♡｣

女2｢しっかり見なきゃ…
これは貴重なシーンよ！｣

鏡夜｢仰る通りですお客様…
この桜のように…美しさとは儚いもの
1日として同じ姿は見られない…

そこで…そんな日々移りゆく美しさを
収めた写真集など作ってみました

因みに各個人の写真集を
用意しておりますが全員のをまとめて
購入される場合はセット価格もございます｣

鏡夜は全員の写真集を持ちながら
ニコニコ営業スマイルをばらまいていた

女2｢買いますぅ！！｣

女1｢全員分!!｣

常陸院｢こうやって稼いでたんだうちの部｣

光｢てゆーか｣

馨｢いつ撮られてたの僕ら｣

今は茶道をしている途中……

ｶｼｬｶｼｬｶｼｬ

すごい勢いで一生懸命に
お茶をたてている光邦

『(これは言った方がいいのだろうか…
たてすぎですよ…とか…うーん…)』

女｢ｱｧ……;｣

崇｢光邦…減りすぎだ｣

『(言った……)』

お椀の中には1滴ぐらいしか
お茶が残っていなかった

光邦｢ｳｩ…(´・д・｀)｣

女1｢ハニー君、頂くわ!!
すっごく美味しそう!!｣

女2｢そう、丁度これくらいの量が
飲みたかったの…!!凄いわハニー君!!
どうして分かったの…？｣

ハニー｢本当？｣

女｢本当よ!!｣

『｢はぁあ…｣』