ようこそホスト部へ (ページ19)

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＊episode＊19 ページ19

珠洲島が春日崎を追いかけて
やっと捕まえられたところで
2人にスポットライトがつき、
扉が開き、ダンスパーティーの
クライマックスの時間がやってきた

環｢それでは皆様…
楽しい今宵の一時を
いよいよ最後の1曲となりました
我々ホスト部からのラスト・ワルツは
この、お2人に…｣

珠洲島｢……春日姫…
僕と踊って頂けますか…｣

珠洲島が春日崎に手を差し伸べると、
春日崎は少しだけ微笑んで
珠洲島の手を掴んだ

春日崎｢はい…｣

珠洲島｢君が好きだ
ずっと好きだった改めてプロポーズする｣

春日崎｢…っ
(今夜で…さすらいの
ホスト巡りはおしまいね…)｣

環｢不器用カップルに祝福あれ｣

光｢本日のダンスクイーンは…｣

馨｢春日崎かなこ姫に決定しました！｣

バナナの皮を持って
怪しく環の後に立つ常陸院ブラザーズ

光｢それでは祝福のキスをキングより!!｣

環｢お…出番か…｣

馨｢を、変更して、
藤岡ハルヒ、藤岡Aから!!｣

環｢お、おい！！｣

常陸院｢だって、ラストにはアクシデントが
あった方がいいって鏡夜先輩が｣

珠洲島｢どうせほっぺだろ
さすらいのホスト巡り卒業の記念だ｣

春日崎の肩を掴み慰める珠洲島

ハルヒ｢そりゃあいくらなんでも…｣

『ないだろ…』

鏡夜｢借金3分の1カット｣

さり気なく鏡夜先輩が言った
言葉に2人は耳を向けた

『｢ほっぺぐらいなら…｣』

階段を降り、春日崎の方に向かうふたり

ハニー｢ねぇねぇ、
もしかしてAちゃんと
ハルちゃん、ファーストキスなんじゃ…｣

環｢なにっ！！
そうはさせないっ！！うわっ！！｣

『ハルヒ危ない！！』

ハルヒが春日崎と口のキスを
しそうになるのをAが止めて
安心していると、
大変なことが起きていた…

ハルヒとAが口付けをしていたのだ…

ハルヒ｢……｣

『……』

長いこと2人ともぼーっとしており、
約15秒間ほどキスし続けていた…

環｢えぇ…！！｣

女｢キャー♡♡♡♡｣

環｢まぁ、これはこれで、、、
いいんじゃないか！！｣

Aとハルヒが春日崎に
ほっぺのキスをし終わり、やっと長い長い
ダンスパーティーが終わりを告げた

常陸院｢俺たち、しーらない！｣

鏡夜｢まぁ、また売上が
上がると思うから良しとしよう。
あの貴重な写真も撮れたしな。｣

ハニー｢うわぁーい。
面白かったー！ね？崇｣

モリ｢あぁ。｣

『｢あはは…｣』