ようこそホスト部へ

＊episode＊17 ページ17

鏡夜｢ラストには
アクシデントがあったほうが盛り上がる
いいかAリミットは
パーティークライマックスまでの20分

すでに迎えの教室に
珠洲島氏を呼び出してある｣

Aがドレスを着てカツラを被って
出てくると沢山の化粧品が並べられていた
おそらく常陸院ブラザーズのものだろう


ハニー｢うまく気持ちを聞き出してね｣

常陸院｢ま、殿の作戦だから
いまいち不安だけどねぇ、｣

そう言いながらサクサクと
Aの化粧を進めていく常陸院ブラザーズ



すると勢いよくドアが開き、環がきた

環｢おい！全員こっちにきてどうする！
…っお…///｣

全て整えたAが環の方を向くと、
環は少し顔を赤く染めた


常陸院｢どうよ殿!!｣


『頭おもっ…
取っていいですか…』

ハルヒ｢ダメだよ。A頑張って!｣


『うぅ…靴も歩きづらいし…』



ハルヒ｢頑張ってねー！！A!｣

常陸院｢頑張ってこいよ!!｣


環｢か、か、か…可愛すぎる…｣




.




.




Aは鏡夜の言う通り
迎えの教室に向った



ｶﾞﾁｬｯ


珠洲島の姿があった


珠洲島｢えっ…君が、この手紙の…
随分イメージと違うな…｣

『手紙？』

Aはいつもとは違う声で
珠洲島に対応した


手紙の内容を見たところ
なんとも悲惨なものだった…




珠洲島ｻﾏへ♡


♡♡ラブラブゥウ♡♡

アナタを一目見たときから
超ラヴラヴ♡てへっ♡

ア・タ・カ・モ♡永遠に熱帯性気圧に

変わらない台風の如く
(あ♡ごとくってカンジでかけた♡ィェィ!!)

私のK♡K♡R♡にはL♡VEが

吹きあれているのであります♡

ア・ナ・タと一緒にノアの方舟で

ランデヴーしたいのDA♡のだ♡のだ♡

今日の夜、２年Ｂ組の教室で♡

待ってます♡


(製作者:鏡夜、常陸院ブラザーズ)




『(誰だこんなの制作したの…
恨んでやる……)』


珠洲島｢あれ…？君、どっかで…？｣


『(ｷﾞｸｷﾞｸ)いいえ！！
お話するの初めてですぅ！！』

珠洲島｢ごめんね｣ 『え？』


珠洲島｢折角だけど
この手紙には応えられない…

僕には…大事に思ってる子がいるから…｣


『その人は珠洲島さんの…』


珠洲｢残念ながら恋人じゃない…
というか、愛想をつかされてる…
彼女には華やかで
自身に溢れた男が似合ってる…｣




.





春日崎｢一体どこへ
連れて行ってくださるのかしら…？｣


環｢君には…多分君には…
駆け引きとか向いてないんだと思う…｣

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