ようこそホスト部へ

＊episode＊16 ページ16

一週間後


環｢今宵集まりし子羊達よ
桜蘭ホスト部ダンスパーティーへようこそ｣


環の声とともに
シャンデリアの明かりがつき、
生演奏の軽快な音楽が流れる


カッコ良くキメたホスト部員が礼をすると、
綺麗におめかしした女の子達の
拍手が聞こえてくる


鏡夜｢本日は存分に我がホスト部一同とのダンスを楽しんでいただきたく思います。

なお最高のダンスと認められ
今夜のクイーンに選ばれたお客様には
キングよりその頬に熱いキスが送られます｣


環｢頑張ってねbaby♡｣

環がウインクをしてドヤ顔をキメると
沢山の女の子達が黄色い歓声を上げた



常陸院｢お前らテンション低いぞ〜｣

ハルヒ｢こうゆうのに慣れてないの…｣
『ダンスパーティーなんて近所の公園に
盆踊りしに行ったくらいで…』


鏡夜｢それは多分ダンスパーティーとは
言わないが折角だから料理ぐらいは
食べておいたらどうだ ご馳走だぞ？｣


ハルヒ｢…大トロとか…｣
『ステーキとか…』


2人の言葉に鏡夜は持っていたペンを折り、
みんな深刻そうな顔をした

そして常陸院はすぐに赤面になった2人を
同情の言葉をかけながら抱き締めていた


環｢大至急ここに大トロとステーキを!!｣

鏡夜｢おい、特上寿司とステーキ追加だ｣


『｢(くそ、金持ちめ…)｣』



そして2人の
大事な大事なダンスパーティーが始まった


ハルヒは先に違う客に連れていかれたので
Aは大きな柱に体を預けていた

女｢あのぉ…｣

春日崎｢Aくん｣


違うお客様に呼ばれたと思ったが
それを遮って春日崎が呼びに来た


春日崎｢探してたのよ
一緒に踊ってくれるでしょ？｣

『っ…はい もちろん
お手をどうぞお姫様』

春日崎｢うふ…｣


ハニー｢(春日ちゃん来たよ｣

環｢(では…作戦開始ということで｣


ハニー、モリ｢了解｣


『うぉっ…』

Aは光邦と崇に連れていかれた


春日崎｢なに…？誘拐？｣

環｢ふっ…｣


ｶﾞﾁｬｯ

ハルヒ｢来たんじゃないですか？｣

馨｢来たきた｣

ハニー｢いえーい！｣

崇がAを担いでハニーと一緒に
更衣室に入ってきた


『うぅ…何もこんな強引に…』

光｢良いからさっさと着替える｣


ハニー｢えいっ｣

『うわっ…
ハルが着たほう可愛いのに…』

常陸院｢つべこべ言わない！｣


ハルヒ｢Aの方が可愛いんだから｣

『嫌味…』

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