ようこそホスト部へ (ページ11)

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＊episode＊11 ページ11

図書室で勉強中

『ん…チャイム鳴った行こうかハル
先輩遅れるとうるさいし』

ハルヒ｢うん、そうだね｣

ｶﾞﾁｬｯ

扉を開けるとそこには
日本にはなさそうな鳥や草花、
木々が生い茂っていた

ホスト部員｢いらっしゃいませ｣

『ハル…頭に鳥…重そ。』

常陸院｢なんだAとハルヒか～｣

ハルヒ｢暦によると今は4月上旬かと…｣

環｢冷気を恐れ、コタツに縮こまるなど
ナンセンス!!
この完璧な空調設備は何のためだ?｣

『｢ﾁｯ｣』

鏡夜｢何か我が部の方針に
批判でもあるのかな、
1800万円の借金を背負う
Aくん？ハルヒくん?｣

ハルヒ｢うぅ…｣

環｢いい男は着膨れなどしない。
世間が肌寒い春先だろうと、
この部では凍える子猫達を
暖かな南国オーラで迎え入れる、
そう、ここは史上の楽園。
常夏の暑い暑いアイランドなのだ!!｣

『むしろいろんな意味で寒いですよ…』

私立桜蘭学院は

一に家柄

二にお金

財あるものは暇を持ち

かくしてホスト部とは暇を持て余す

高等部美麗男子6人が

同じく暇な女子をもてなしうるおわす

超(スーパー)金持ち学校独自の

華麗なる遊戯なのでありました

環｢何という無情、この象牙のような
艶やかな肌も、似合いすぎるバリの装束も、
女神の前では膝まずき、
忠誠を誓うただの下僕…｣

そう言いながら環は女子に顎クイをしていた

女1｢環くん…♡｣

女2｢環様…♡｣

環｢そうそう、来週は桜蘭高校主催の
ダンスパーティーを開催するからね｣

『｢ダンスパーティー？｣』

女1｢ダンスパーティーってどんな事するの？｣

光｢中央棟の大広間を貸切で｣

馨｢最高に盛り上げるからね｣

光｢本当は2人っきりで
過ごしたかったけどな、馨｣

馨｢言わないでよ、光。本当は僕だって…｣

そしてまたもや、この2人も
光が攻めとなって顎クイをしていた

女｢キャー♡キャー♡素敵♡｣

『今日はいつもよりお客様の
テンションが高い…』

鏡夜｢程よい露出は受けがいい｣

『このトロピカル企画は鏡夜先輩が？』

ハルヒ｢うんうん｣

鏡夜｢俺に決定権はないよ
この部の方針は全て環が仕切っている
ま、さり気なくアイツのデスクにバリの
写真集を置いた甲斐はあったかな(黒笑)｣

『(影のキングだ…この人)』