ギャップ王子56 ページ8
A「なぁみんな。俺がどんな奴だか知ってるか?」
前にひびきに教えて貰ったキメ顔とやらで観客席に問いかける
あ、なんか今誰か失笑しただろ。怒るぞ!
「「ギャップ美少年!!」」
「「残念イケメン!!」」
「「容姿詐欺!!すき!!」」
A「俺残念イケメンだったの!!?ていうかイケメンだったのか!!?」
あ、また笑われた!
うぅ...ひどいぞみんなあ...!!
A「ギャップって言うより厄介王子の方じゃない?むむ、俺にはわからないけど。
あ、俺今Knightsっていう誇り高い騎士道ユニットに居させてもらってるんだ!!この中にKnights推し居る〜?」
そう聞いた瞬間、すぐに返事が帰ってきた
うんうん、すっごい嬉しい!!
...けど
A「...じゃぁみんなに聞く。
...俺、こんな奴だけど」
瞼を閉じたその先に、大事なあいつらの姿が見えた
さて、その瞼を開いたら
A「Knightsに居てもいい?...」
ユニットカラーと俺色のサイリウムに照らされて
「「おかえりーーーーーー!!!!」」
「「Aくん!!!」」
たくさんの笑顔に目を奪われたぞ。
A「〜〜〜っっあ...ありがとなああぁああああああっっ!!!....あはははっ♪」
喉を枯らす勢いで叫んだあの日から数日後。
俺は感謝を伝えるべく、アイドル活動や他の仕事も活発にするべく
Knightsのみんなを探して歩き回っていた
おっと、第一メンバー発見!!
A「っっりぃいいぃいいつぅう
ううっっっ!!!!」がばっ
凛月「う”ふ”ぁ”あ”っっ!!?」
真緒「!!?」
２年生のフロア、廊下でその背中を見つけた瞬間全速力で走って抱きしめた
ら、勢い余って数メートル転がっちまった!!!
凛月「っ...う”ぇ”」白目
真緒「大丈夫...じゃないよな?ど、どうしたんですか先輩!?...心臓飛び出るかと...」
回転で酔い潰れたのか、白目を向いて泡を吹く凛月を起き上がらせて抱きしめ直す
A「んっふっふっふ...驚きは生涯の相棒さ少年!!...じゃなくて!!俺は感謝を伝えに来たんだ!!いつもありがと〜りつ。...大好きだ♪」ちゅ
凛月「...殺す気か。...あ、今のもう一回言って。手はこうで...そ、ハートつけて」
真緒「...おい凛月、何する気だ?」
凛月「いいから見てなって...♪」
両手を猫の手にして、もう一回言えだって!!
A「だ〜いすき♡」
凛月「う”っっっっ」
真緒「ん”ん”っ」
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作成日時：2019年7月25日 3時
