ギャップ王子57 ページ9
さーてさてっ
りつといさらくんを制覇した俺は次なるメンバーを探しているぞ!
って言っても、２年のフロアだからあらしに会えると思ったのに。居なかったんだよなぁ。
まあ偶然ばったり会えたらでいっか!!
A「〜♪...あ〜っ!!」
「うわっ...名塚じゃんびっくりした...」
「いや待て、何かこっち突進してくんぞ!?」
A「待って!!逃げないでくれ!!」
何故か青ざめた顔をして逃げようとする彼らの首根っこを掴んで引き止める
ふふん、俺結構足早い方だからな!!
「な、何だよ!今は何もしてないだろ!?」
「...何だよ、何か文句言いたいのか?」
あれれ、何か睨まれちゃったぞ。
でも俺の用事は違う!
A「んーん。その雑誌ちょっと見せて!...ふむ、やっぱり載ってる!?うわぁあ、せなに報告しな」「ちょっと。...俺に何だってぇ?」
「...!げっ」
背後からする声に振り向くと...
A「っせな!!良いところに来たな〜☆会いたかったぞ!」ぎゅう
泉「はぁっ!?ちょっ...こんなとこで抱きつかないでよねぇ!!...ていうかあんたら、またAに何かあるわけぇ?それなら俺がいくらでも聞いてやるんだけど」
んー、せなはいつもいい匂いする...
コアラみたいに抱き付いてると、何か怒ってるみたい
...はっ、違う!!
俺の用事は?...ええと
「ち、違う違う!」
「もう何もしてないし言ってないって!!むしろこいつの方から...ひっ!?」
泉「そ〜いうのはいくらでも言えるんだよねぇ」
思い出した!!
A「せな!」
泉「っ...何?A...!?」
A「大好き!」ちゅ
コアラ状態から降りて、正面からせなの顔を包んでほっぺにキスした。
あ、おこりんぼ顔が今度は赤色に染まってくぞ!
今度は赤鬼?
「...そ、そういう関係だったからあんなかばってたのか」
「すっ、末永くお幸せに!...今だ、行くぞ!!」
「わかった!」
あ、２人とも行っちゃった!
あの雑誌の事も話したかったのに!
A「せなせなっ!あのな、せなが言ってたモデル雑誌の特集に俺が載ってるらしくてな!その時のインタビューと写真で誰を思い浮かべてますかって聞かれて、俺ｈもごっ」
泉「...色々と、急にするんじゃないの。」
むむ、口を塞がれて息が...うごっ...
そろそろ離してくれ!と腕を掴もうとしたら
泉「...俺も、言いたい事たくさんあるんだからねぇ」
優しい目で、ほっとしたような声で
頭をぐしゃぐしゃに撫でられた。
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作成日時：2019年7月25日 3時
