ギャップ王子50 ページ2
「Welcome to Eccentric Secret Night.」
「...準備は良い?」
「「「きゃぁあああぁああっっ!!!」」」
会場は闇に包まれ、エフェクトのかかった声がかかると同時に熱気は最高潮になる
カウントダウンが始まると、それぞれの特徴的なシルエットが映し出され
「0」を告げると、流れ星のような光が天井を駆け抜け
スポットライトに照らされた彼らが姿を現した
「「エキセントリックSecret Night」」
「忘れられない夜にしよう。
...あ、俺が誰かって?そりゃーもちろんこの会場の支配にｎ奏汰「みなさんに『すぺしゃるげすと』をしょうかいしますよ〜♪」...え、待って!?」
格好良く登場を終えたかと思えば、観客席も少々笑い声を漏らす
だがそれも「スペシャルゲスト」と聞いてざわざわと話し声や混乱の表情を浮かべる観客に、彼らが声を上げた
夏目「きっト...みんなも知ってるはずだヨ♪」
宗「この会場のセットも、彼が考え実行した物...と言えばわかるだろうね?」
「「えっ」」
「「待って待って待ってスペシャルゲストって...」」
「「まさか...あ、動悸が」」
ステージからもくもくと煙が発生し、彼らは両端に別れステージの中心を開ける
「ふっふっふ...さぁ、お待ちかねかい?何を隠そうこの会場の支配人!今宵のSecret Nightの主催者でもある俺の正体は...」
期待と興奮が高まる観客席の熱と、ステージ真ん中の扉が開いた
...と思いきや
「「とは...?」」
バン!!と扉が開いた
「「きゃあぁああああっっっ!!...えっ?」」
だがそこに誰の姿も無く、一瞬固まる観客席
その２秒後、２階席から黄色い声援が大きく響き、それに続いて上を見上げた
A「みんなみんな〜!うっちゅ〜☆なんちって!今宵のスペシャルゲストとはまさに俺の事!!あ、俺の事知ってるか?聞いちゃうぞ!せーのっ」
「「名塚Aーーーーっ!!」」
A「は〜い!さんきゅ〜っ!!みんなみんな〜!あいしてる♪」ちゅっ
「「きゃぁああぁああああああっっ!!!?」」
スポットライトに照らされた色素の薄い水色髪の美少年、もとい「A」の姿
二階席のファン達に微笑み、一階席に向かって大きく叫んで下へ駆け降りていった
渉「おかえりなさい☆相変わらず足が早いですね?」ぎゅう
A「ただいま〜っ!流石に二階席から飛び降りれなかったぞ!」ぎゅっ
「「え、渉×A?...やべ、涎が」」
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作成日時：2019年7月25日 3時
