『あのね、私、』

第４６話　ＮＥＷ！ ページ46

A「平助くん！！」

僕は勢いよく道場の扉を開ける。

平助「A･････？」

そこには驚いた様子の平助くんが。

あ、そういば僕平助くんに謝らなくちゃいけないっけ･････

うっ･･･と道場に入ってから後悔する。

平助「ど、どうしたんだよ。そんなにあわてて･･･」

そういいながらも目を合わせてくれない平助くん。

やっぱり･･･怒ってるかな･･･？

A「あ･･･えと･･･実は伝えたいことが２つありまして･･･」

なにゆえ敬語^p^

って自分でも思ったけど、それは置いといて。

A「その、一つは････「ごめん。」･･･え？」

平助くんが僕の言葉をさえぎって謝ってきた。

どうして････････平助くんが謝るの？

平助「ごめん、A。自覚ないのに謝られるのもどうかと思うけど。

オレ、なんかしたか？もし無意識のうちに何かしてたら･･･」

A「ううん。ごめんなさい。平助くんは、悪くないの。」

もう聞いてられなくて、今度は僕が平助くんの言葉をさえぎった。

A「ただ････最近悩みが多くって。それでちょっと、食欲がなかっただけ。ほんとにごめんね？」

平助「いや･････それだったらいいんだ。あ、でも悩みだったらいつでも相談しろよ？」

A「うん！ありがと！！」

よかった。仲直り(まあ喧嘩してたわけじゃないけど)できて。

平助「それで･･･２つ目は？」

A「あ、うん！それがねー！」

隊士１「藤堂組長！そろそろ朝餉の支度ができるとのことです。」

平助「そうか、わかった！わり、A。話は後で聞くからさ！」

A「え？うん。いいよ。」

行ってしまった･･･。

早く、教えたかったんだけどな･･･。

まあいいや。時間はたくさんあるんだし。

そう開き直って、僕は平助くんが隊士たちを解散させるのを待っていた。

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