騎士であり、呪術師であり、プロデューサーである学生の話 (ページ16)

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＿＿＿＿私にしては、かなり勇気のある決断だった。

その決断が正しいとは限らないらしい。

｢(...時間が過ぎた、死んで呪ってやろう。)｣

海は怖い。海の底にいる何者かに引きずられ、二度と現実に戻れなくなりそうな気がしたから。

だから嫌なんだ。自分勝手な馬鹿のためにここまでする自分も、彼らも。

｢(あ)｣

あの男が来た。一緒に死ぬか。

五条｢...さすがに予想してなかった。まさか本気で心中する気だったなんて...｣

渚｢馬鹿！！！何やってんだよ！！！｣

学秀｢チッ...だから引き上げただろうがッ...！｣

｢...私も最初は驚いた。だが、こいつの心は空っぽだった。そんな人間紛いと共に死ぬぐらいなら、私だけ死んでお前らを呪おうと思ってた。やっぱりお前たちは嫌いだ。｣

李｢...心中...いいかも。｣

五条｢は？｣

李｢新しく台本に台詞を加えようと思うんです。彼らを題材にすれば、いい物語が書けそうなので。｣