今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:877 hit
小｜中｜大
. ページ13
｢...私は山が好きだ。海を見ていると...怖い。｣
学秀｢お前の母親も同じことを言っていた。｣
｢そうか。...話とは？｣
学秀｢もう一度お前に告白したい。｣
｢...｣
学秀｢僕はAのことが好きだ。これからも、何度だって赤いマフラーを巻こう。何度だって人形をあげよう。何度だって愛してやる。...だから、一緒に生きよう。｣
｢愛...好き...学秀、今の私にそれを言わないでほしかった。伏黒への愛は幻だと気づき、もう一つ最悪なことに気づいた。君への愛も偽物じゃないかって...恐れているんだ。｣
李｢あ...｣
...わかった。何故私たち四人が集められたのか。
私なら彼女を救えると思ったのだろう。二人なら彼女を救えると思ったのだろう。
違う。私は彼女を拐い、部屋に閉じ込め...私と同じ気持ちにさせた。外の世界に出させないなんて、酷い仕打ちをした。
｢...！｣
学秀｢海に来た意味はそれぞれに任せた、そう言われたよ。...お前と心中するためだろうな。｣
李｢学秀...何をする気だ！！！｣
伏黒｢やめろ。｣
李｢...｣
学秀｢行こう、A。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2021年3月22日 0時
