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Aと向き合う...それをようやく決意したのは、クリスマス当日だった。
彼らは僕にアドバイスをするどころか、いろんなところに連れ回すだけだった。
真依「...素敵な衣装ね。一回戦目は誰なの?」
青葉「僕たちですよ。今日はよろしくお願いしますね、ユージオ君。」
宙「宙たちも頑張るからな〜♪」
夏目「...正直、君に勝てるかはわからないヨ。でも僕だってアイドルだってところを見せつけてあげるかラ。」
ユージオ「わかった。お互い頑張ろうね。」
...うん、それが一番よかったんだ。下手に誰かの意見を受け入れるよりも、誰かにいろんなところを連れていってもらって...僕の心はようやく晴れるんだ。
ユージオ「A、後で舞台裏に来てくれるかい?」
「...ライブを見てからね。」
東堂「高田ちゃんが出演している番組、明日でよかったぜ...」
メカ丸「いいから舞台を見ろ。そろそろ来るぞ。」
...英恵お兄ちゃんが死んで、私は皆を避けるようになった。唯一話せたのはナナミンぐらいで、他の人たちとは全く話せていない。
最後にちゃんと話したのはいつだろう...その記憶さえ曖昧になってきている。
真依「A」
「...彼らのところにいなくていいの?席、埋まっちゃったよ。」
真依「友達を一人にはしないわよ。...ねえ、初めて会ったときのことを覚えている?私が姉のことを相談したら、あなたは言ってくれたよね。二人はきっと仲良くなれるって。」
「...」
真依「まだ時間はかかるけど...真希との距離は縮まったと思う。これもあなたのおかげ。だから...あなたも自分の兄とちゃんと話し合ってね。あなたを支えてくれる人は、ここにたくさんいるんだから。」
「わかっているけど...辛いのはもう嫌だ。あなたたちは私の目の前から消えない?」
真依「...絶対に消えない。このままずっと、手を繋いでいても構わない。あなたが安心するその日まで。」
「真依...」
真依「始まるわよ。」
...SwitchとBluerose。今のお兄ちゃんはすごく強いけど...勝てるかな。
青葉「...今日はとある人たちに想いを込めて、歌わせてもらいます。今日はこのドリフェスに、同級生の友達が来ているんです。」
逆先「最後まで聞いてくれると嬉しいナ。僕たちの歌で魔法をかけよウ♪」
憲紀「...私たちのことだね。ふふっ...」
西宮「ニヤニヤしないで。」
三輪「桃だってニヤニヤしてるー。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時