時空を超えて貴方へと (ページ9)

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北風と暗黒ページ9

「私言いましたわ……えぇ、きっと言いました。
絶対に部屋を散らかすなと…」

「ンな事言ったって俺じゃねぇんだから俺に言うなよ糞が」

「あら、毎回風で花瓶などを割っているのはどちら様でしょうかね？」

そしてこっちは冷戦。

なんで？もうちょっと仲良くしましょう？特にワンちゃん、

貴方切れたら普通に手に負えないのだから辞めなさい。

ソウル化なんてたまったもんじゃないわ。やめてマジで。最強枠の喧嘩は色々面倒なのよッ！

「さて、遺言は何かありますか？」

「ハッ、遺言なんぞ残さねぇよ。俺ァ死なねぇ」

「うふふ、その戯れ言がどこまで持つか見物だよ」

アッ………ワンちゃぁ～ん？やめて？だからブチギレないでって言ったのよ？？

そんな心の叫びも虚しくワンちゃんは弓ではなく剣を手に持ち向かっていく。

対するボレアスは三つ叉の槍を目の前に出してガード。

懸命な判断よぉ……そのまま被害を最小限に抑えて頂戴……(泣)

「……私何時も面倒は嫌だと言ったはずだが」

「しーらね！」

黒海！そう叫んだボレアスの足元から黒く果ての無い海が出てくる。

それに向かってワンは黒矢を放ち……

どこかへ消えた。

「あー……テレポート……。」

そういえばそんな技がダークマター族にあったなぁ……なんて思いながら(あったっけ)？

カシスはまた別の所へ視線を移した。