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日向翔陽:素直じゃない4 ページ4

あの後もあげられなくて、

そのまま次の日になった。


学校行きたくない。





嫌だ。




昨日、一人で帰った。




…学校休もう。









暇だな。




もう昼だ









親は今いないし、





することないし。


机の上には昨日あげられなかったチョコと原告の教科書とノートとスケッチブック。



…絵でも描こうかぁ。






昨日、日向には嫌われたよね。


酷いことしたもん。

ごめんね。一人だけ贔屓みたいになって。



チョコ、あげられなくて。

最終的にはいらないって言われて。





いっそ、自分で食べようか。



そう思った時もあった。けど、未練もあって。


あげたい。けど、あげられない。

いらないならいい。と思ってたのにあげたい。


矛盾している。









夕方。





絵を、描いても、描いても、悲しい絵しか描けなかった。





ピンポーン



誰かが来た。


無視。


ピンポーン

無視。



ピンポーン


うるさいな!





誰だよ…



窓を少し開ける。





ひ、日向。







「…さむっ」



日向が声を漏らす。


…なんで来たの?





でも、今は出られない。


まずパジャマだ。



無視、しよ。





ブーっブーっ

携帯のバイブ音が鳴る。


それも日向。


通話の方だ。


無理。出られない。


私には勇気がない。


部活が同じでもチョコをあげられなかったんだから。



。殻にこもる




そして、窓から覗いていたのを気づかれた


そしたら、日向は私の家の玄関を開ける。

「A」


部屋に来た。


逃げる気はなかった。



「昨日は、ごめん。」


「…」


何も言えない。


こっちが悪いのに日向が謝るなんて。




「俺、嫉妬しただけなんだ。


Aが好き。」


!!!



告白された。



「…だからごめん。
Aのチョコもらえんのかなって思って嬉しかった。けどあげないって聞いて、八つ当たりした。俺のこと嫌いだよね」



…………悲しそうな顔をして聞いてくる日向。


…一字一句ちゃんと聞こえた。


嫌いじゃないよ

寧ろ好き。




日向が好きって言ってくれたんだ。


私も、勇気を出さなきゃ



「…好き」

「え?」






「日向、が好き。だから、あげられなかった」



「え?えぇっ?」

混乱中の

日向。

「俺のこと好きであげられなかったのか!?」

「うん」



「そっか」


ごめん



「…ち、チョコ、まだある?」


…あるよ


「じゃあ、くれないか?俺、食べるから!」

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設定タグ:ハイキュー , バレンタインデー , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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.°*孤紫 明優覇*°(プロフ) - *あげパン娘*さん» わかりました!閲覧ありがとうございます!! (2015年2月11日 14時) (レス) id: 1cf41ecbc6 (このIDを非表示/違反報告)
*あげパン娘*(プロフ) - リクエストいいですか?研磨で激甘の幼なじみ設定でお願いできますか? (2015年2月11日 12時) (レス) id: 4e5a189dac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:孤影 明優覇 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年2月11日 12時

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