▼ろく ページ7
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Aに言われ、仕方なく行く事を承諾した夏祭り。
1週間というのはあっという間に過ぎ、明日が夏祭りとなっていた。
A『また子、明日浴衣着てくんの?』
日差しが眩しい屋上で、Aが口を開く。
また子「はい!Aさんもっスか?」
A『…私はいいかな。』
高杉「着てこいよ」
A『動きづらいじゃん。また子の浴衣姿が見れたらいいの。』
…こいつは面倒臭がりだ。
A『それじゃあ明日、7時に○△川集合ね。』
万斉「了解でござる」
武市「わかりました」
似蔵「はいよ」
また子「了解っス!」
高杉「………。」
A『…さて、銀八の授業でも見てくるかな』
Aの口からは毎日必ず、銀八の名前が出てくる。
また子「マジっスか!?」
高杉「………浮気か」
A『違うわ。
そう言うと、Aはニヤリと口角を上げた。
高杉「俺も行く」
A『えー?ほんと気まぐれね、晋助。』
高杉「どの口が言ってんだ?」
A『あはっ』
なんでやり取りをしながら、俺とAは屋上から出た。
また子「…心配っス…。」
似蔵「あ、そうだ。ちょっと購買行ってくる」
また子「コロッケパンっスか?飽きないっスねえ」
似蔵「コロッケパンばかにするな」
武市「さて…小学校にでも行ってきますかね」
また子「なに言ってるんスか武市変態」
武市「変態じゃありません、フェミニストです」
万斉「…………。」
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(ガラガラッ)
Aが3z教室の廊下側の窓を開けて、前に寄りかかった。
A『銀八〜。』
銀八「高杉、霧山…?!」
高杉「よォ」
だんだんと教室がざわめき始める。
「あの2人、高杉一派の…」
「ツートップじゃんかぁウケる〜」
A『授業続けていいよ。ここで見てるから』
銀八「いや、参加して?いやしろ。こないだの忘れてないよね!?」
A『…あぁ、夜兎工の?ありがとね〜。じゃあどうぞ』
銀八「おい!!」
新八「先生、とりあえず授業を…」
銀八「…チッ」
銀八が授業を始めると、Aが言った。
A『…さて…銀八をいじった事だし、屋上に戻ろっか。』
高杉「来た意味あったか?」
A『あったあった。さ、行こう』(ニッ)
…俺はいつも、こいつに振り回させてばかりだ。
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Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?! ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時