▲なな ページ8
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(キーンコーンカーンコーン)
下校の合図が、屋上に鳴り響いた。
A『…うし、帰るか』
高杉「おう」
じりじりと照らされたコンクリートに手をついて、ゆっくりと立ち上がる。
A『さー、行くか』
ドアの近くに置いていた鞄を手に取ると、後ろを向いた。
高杉「?」
万斉「どうしたでござるか?」
A『…いや、夕日が綺麗でさ』
高杉「……あァ」
晋助達が後ろを振り向く。また子は「わあぁ!」と歓声をあげていた。
夕日も綺麗だけどさ、
A『…綺麗だな…』
夕日に照らされた、あんたらも綺麗だよ。
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また子「じゃ、また明日!」
A『うん、じゃーね。7時に○△川な。』
武市、万斉と別れ、また子と似蔵と別れ、残りの帰り道は私と晋助の2人となった。
A『明日楽しみだねー。』
高杉「…………。」
A『晋助?』
高杉「…あぁ、そうだな」
今日は金曜日。明日は休みなので、私は少し浮かれていた。
高杉「浴衣、ほんとに着てこねぇのか?」
A『うん。面倒だもん、着付けとか』
高杉「…お前、一人暮らしだったか」
A『いーや?ばか兄貴が1人』
特に過保護というわけでもなく、だからと言って冷たい態度というわけでもない。
それはまぁ平凡で、どこにでもいそうな男である。
顔はイケメンと近所で評判だが、そうでもない。
高杉「ほーォ…」
A『言ってなかったっけ』
高杉「あァ。初めて聞いた」
A『…会う?今から。』
会わせてなんになるというのだ、と家の兄は言いそうだ。
高杉「…いや、遠慮しておく」
A『言うと思ったー。』
高杉「………そうか」
A『じゃあ私、ここだから。明日ね』
高杉「あァ」
今日も1日、平和に終わったな…。
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Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?! ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時