▲じゅうに ページ13
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A『じゃ、行ってくるわー』
竜斉「おん、気ィつけてなー?」
私は荷物を持ち、晋助と家を出ると、街灯に照らされた夜道を歩き始めた。
A『…しっかし、本当歩きづらいな』
どこから出してきたのか、兄は下駄を持ってきて履かせてきたのだ。
高杉「似合ってんじゃねェか」
A『そりゃどーも。…はぁ…』
やはり歩きづらく、チラチラと足元を見る。
高杉「…チッ」
A『なぜに舌打ち』
晋助は突然、私より少し先を歩き出した。
A『?』
高杉「おら」
すると、後ろに右手を差し出した。
A『おー、めずらしく積極的ねぇ』
高杉「うるせェよ…」
A『あははっ、そか』
そう言うと私は晋助の手を握って、隣を歩いた。
A『また子達、もう来てるかな』
高杉「……………。」
A『…久しぶりねぇ、こうやって繋ぐの。晋助、緊張してるでしょ?』
高杉「うっせ」
A『図星かぁ〜』
なんて笑ってたら、晋助は左手で目を伏せた。
A『どーしたの』
高杉「…いや」
A『今思ったら結構近い、的な?』
高杉「っ!」
どうやら、また図星のようだ。照れ屋だなぁ晋助は。
A『晋助、顔見せてよー』
高杉「…いやだ」
A『意地っ張りねぇ』
高杉「…ついたぞ」
こいつ話そらしたな?とか思い、橋の方を見る。
すると、また子が気づいたようで手を振ってくれた。
また子「Aさーん!」
万斉「遅いでござる。」
A『大して時間、過ぎてないでしょ。』
高杉「…武市と似蔵は」
晋助が声を低くして言った。
また子「先に行ったっス。」
万斉「似蔵はコロッケパンを買いに、武市は幼女を見に」
A『まったく…相変わらずだな…』
高杉「とりあえず、行くぞ」
晋助は私の手を引っ張ると、広場まで歩き始めた。
A『やだ大胆』
万斉「たこ焼き食べたいでござる…。」
A『よし、
高杉「おう」
万斉「拙者の話聞いてた?」
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Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?! ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時