【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。弐

陸拾陸(//) ページ20

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結｢もういい…？｣

伊｢イヤだ…｣

かれこれ数分、客席の数メートル前で伊之助が僕の腹に顔を擦り付けている。スリスリではなく、ぐりぐりって感じに。まじでお腹磨り減って居るんじゃないかってくらい強く。

結｢デレるのは良いが、そろそろ皆の所へ行きたいんだけど…｣

伊｢ヤだ｣

結｢…このまま続けて次の試合遅れたら責任取れる？｣

伊｢…分かった｣

大人しく頭を上げ席の方へ戻った。
かくなる上は天麩羅で吊ろうかと思ったけど、昔と比べて案外良い子になったじゃないか。
やっぱり、お母さんが居たおかげかな。

結｢…＿＿＿(ボソッ)｣

あ、そうだ。+αで出てもらう子選んで置かないと。誰にしようか。
どうせなら強くて強面で、図体デカくて…。

結｢…あの子でいいか｣


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常闇対八百万、切島と鉄哲の試合が終わった。
ダダかぶりの引き分けか、どちらとも力の差ないな。この後が青山とあの子の試合か、で…。

結｢何やってるの、…蜜璃｣

蜜｢ゆ、結樹様成分を補充しているんです///！｣

恋柱の蜜璃が、背後から僕に抱き着いている。
成分って何じゃそりゃ、僕は何かの要素か香水なの？それとさっきから、背中に立派な二つの物が当たっておりますがそれは……。
この子見た目に反してめちゃくちゃパワフルだし、今もこうやってがっちりホールドされて動けないし。小芭内が恨めしそうにこっち見てる、出来ればポジション変わってやりたいよ。

小｢(甘露寺め、結樹様を独占するとは…。結樹様も羨ましい…)｣

蜜｢あ！結樹様、始まりますよ！｣

姿勢を正し、会場の方に目を向ける。

マ『続けて次の試合は、その輝きはもはや外国人！ヒーロー科、青山優雅!!』

優｢どんな子相手だろうと、負けないからね☆｣

フラグ立てたな〜、どうしよッ。

マ『対、鬼殺隊の参加兼助っ人！隊一の拳銃使い!!鬼殺隊、不死川玄弥!!』

会場に現れると同時に、歓声と拍手がどよめく。
だって玄弥くん、不機嫌面しているから…。
でもやっぱり元の顔が良いのか、徐々に女性の歓声が聞こえ始める。

玄｢…テメェが俺の相手か(結樹さん、兄ちゃん助けて(ｶﾞﾀｶﾞﾀ)｣

優｢…oh｣


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実｢…ンで此処で玄弥出すんですかァ！？誘拐されたってぇのに、こんな所に出していいんですか！！二度目の誘拐でも待ってんですか結樹様ァ！？｣

実弥があまりに混乱し過ぎて普段と敬意がごっちゃになった。

結｢…大丈夫だ。問題ない｣

実｢問題ありありだァ！！！何一つと安心出来るかァ！！｣

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