【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。弐

伍拾漆(//) ページ11

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マ『なーーー!!?何が起きた!!?速っ速ーーー!!』

あー、取られちゃったよ。

マ『あら…だが待て!!Pが移動してねえぞ!!?』

焦｢そんな…これは…｣

そりゃそうだ。だって轟が奪って行っちゃったのは、ハチマキではなく白い曼珠沙華の装飾だったから。

結｢髪乱れたじゃない｣

マ『飾りかよー!!!ウケる!!!』

カナエから貰ったもんだから、絶対高いから。
炭治郎達は全速力で轟のチームの方へ走る。僕は風の呼吸を使えるよう、全集中、常中を意識し日輪刀を振るう。…が、ふと熱気を感じすぐさま水の呼吸へ切り替えた。刀は水色から若緑色へ。

結｢玖之型、水流飛沫！！｣

焦｢！？｣

轟の左腕から炎が上がる。それを目掛けて反りを腕に当て鎮火した。驚いた顔をしている間に、轟から装飾を取り戻す。

マ『5、4、3、2、1、TIMEUP！』

ハチマキを取ろうとした轟達は止まり、横から飛びかかって奪おうとして来た爆豪が盛大に倒れる。
何してんの？

マ『早速上位5チーム見てみよか!!1位如月チーム!!2位轟チーム!!』

焦｢くそっ｣

マ『3位爆豪チーム!!4位鉄て…アレェ!?オイ!!!心操チーム!!?…5位緑谷チーム!!以上5組が最終種目へ…進出だああーーー!!』

義勇と錆兎に下ろしてもらい、轟の方へ行く。
心の底で悔やんでるような、苛立ってるような顔だ。

結｢轟｣

焦｢…如月さん｣

結｢何かあるなら僕に言いな。悩みくらいなら聞いてあげる｣

焦｢…ありがとう、ございます｣

プレゼント・マイクの一時間の休憩の知らせを聞きながら、炭治郎達と共に鬼殺隊の皆のところへ歩いて行った。

天｢おうお前ら派手に逃げ回ったなぁ！｣

ｶﾅｴ｢蜜璃ちゃんみたいにドキドキしたわ〜｣

伊｢おい結樹！俺とも追いかけ合おうぜ！｣

蜜｢(焦ってた結樹様、可愛いわ///)｣

善｢結樹さ〜ん、かっこいい結婚して〜♡｣

結｢ハイハイ、そんじゃご飯行こか…｣


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はい如月結樹です。今学食場にいます。

｢ねぇ、聞いていらして！｣

ただいま同年代の小生意気なお嬢様気取りの餓鬼と、一方的な口論をされています。どうしてこうなったかと言うと、話は数分前に遡る。
皆が敷地内の屋台でご飯を買っている最中、僕は学食とやらを食べたくなって、許可を取り食べに行ったのだ。だがそこに来た時、待っていたかの様にこの女の子が僕に近付いてきたのだ。
普通科の奴だとは思うけれど。

｢貴女、轟さんとはどんな関係でして？｣

さっきからずっとこう。繰り返していて話聞かない。
help me。

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