【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。弐

伍拾捌(//) ページ12

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｢答えてちょうだい、貴女は轟さんとどんな関係でして？｣

現在進行形で、小生意気なお嬢ちゃん(笑)に問い詰められてる。お嬢様みたいな縦ロールの髪型の、推定約140cmちょっとの、胸が僕の胸筋よりすっごく控えめな女の子。
正直言うとこういうタイプは外内合わせて嫌いだ。
正確的には、超ウザイ☆

｢…確かに轟さんは強い個性を持っていますわ。あのオッドアイの切れ長の目、固く閉じた唇、凛とした小顔。何処からどう見ても、イケメンですわ…｣

何だろう〜この感じ、多分生まれて初めてかも。来世はチベスナでもいいやと思ったのは。
他人の惚気けだの自慢だのって話をされるのは好きでは無い、そもそも聞きたくもない。自慢したいのは分かるが、それをわざわざ人に聞かせようとする魂胆が理解不能。聞いているこっちは、ハイソウデスネーって感じ。

｢…だから、金輪際私(わたくし)の許可なく轟さんとは関わらないでくださいな。貴女には別に男が山ほど…｣

しかもこんなタイプか。相性悪過ぎだろ。

結｢…何が言いたい｣

｢だから。私の轟さんには…｣

結｢とか言ってる割に、轟が傍にいないじゃん｣

こういうタイプの奴は喝を入れる甲斐が有る。

結｢さっきからもうグダグダグダグダと、君はあいつの何なの？友達？恋人？違うよね。そのくせに既に所有物にした様な言い方、…実に見苦しいよ？｣

口元を抑え、目を細めて見下げる。

結｢何らかの関係を持っているなら、謝ったりしたかもしれない。だが、何でも無いのに私の轟さん？彼には近付くな？…はっ、妄想も大概にしろ｣

わなわなと震え出す。皺が寄って顔が酷いな。

結｢僕が親しそうにしてた？それが？別にお前には関係ないじゃん。私の許可なく？何様か知らないけど、あんたにそんな権利はない。勝手に決めるな｣

｢何ですって…！｣

結｢轟くんは〜私のだから〜、メッ☆とか下らん事伝えに来ただけなら、そもそも来るなよ。誰が何言おうが、僕やあいつの人生が変わるわけじゃない…｣

そこでとうとうその醜女が怒る。
声が高くてキーキー煩い。猿かよ本当。

｢煩いわね！轟さんは！轟さんは私だけのものなの！あんたみたいな尻軽痴女が近付かないように見ているのよ！あなたの所為よ！！｣

結｢は？何で僕のせいになる？自分が図星突かれて不利になったからって、結局は責任転嫁ですか？そんでもって被害者ぶるな｣

パチンッ！！！！

もう片方の指で中指を引っ張り、力任せで強めにデコピン食らわした。

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