【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。

肆拾(瓢箪と昔馴染み) ページ43

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躑『今日ハ、朱紗丸ト矢琶羽ヲ連レテ行ケ！』

結｢うわぁ、あの二人かよ…｣

鎹鷲の躑躅が伝令を話す。よりにもよってあの二人。矢琶羽は店やってて潔癖症で煩いし、朱紗丸は学園のバスケ部だし。正直、ある意味で一緒には無理かもな。

躑『結樹、コレモ持ッテ行ケ！』

結｢え｣

ゴッ！ゴトンッ…。

躑躅が庭に落としたのは、大きな瓢箪と小さな瓢箪。これ、しのぶの屋敷にあるやつじゃないか。

躑『A組ノ生徒ニ見セテヤレト、雄英高校ノ方カラ頼マレタゾ』

結｢これはカナヲとかに頼めば良かったんじゃ…｣

まあいいか、時間も時間だし。大小の瓢箪を抱え、屋敷から出て朱紗丸と矢琶羽を迎えに行った。

累｢…じゃあ、お城に一旦戻るね｣

魘｢いってらっしゃい｣


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矢｢全く、何故あの小汚い輩の居る場所へ行かねばならん。よりにもよって朱紗丸と…、彼処のネズミはどう処してくれようぞ…｣

結｢あの非常食は調理実習の刑にした方がいいよ。てか、なんで瓢箪持って護衛向かわなきゃならねーんだちきしょー｣

朱｢キャハハ！楽しみじゃのぉ、A組とやらにはどんな輩が居るかのお！骨のありそうな童子は居ったかえ？｣

結｢…ざっと9人くらい｣

朱｢キャハハ！ええのぉ！いずれ私の遊び相手になるやも知れぬなぁ！｣

晴れた空の下和服姿の元鬼二人を連れて歩き、瓢箪を抱え仮面を被った僕。うん、なんともカオスな光景でしょう。二人は普段シャツとか色んな服を来ているけれど、任務の時などは和服姿になる。と言うより元鬼達ってほぼ和服率が多いよね。
他にも教祖服と半裸、あの猗窩座とか童磨とか猗窩座とか。てか君ら(特に朱紗丸)が騒ぐからすっげえ見られてるぞ、てかヒソヒソするな雑音。

矢｢お主の瓢箪も程目立っておるぞ｣

結｢もぉ躑躅めぇ、重いって判断して持って行かなかったなぁ…｣

矢｢？お主その瓢箪より軽いのか？｣

結「誰も“僕が”とは言ってない！単にこの瓢箪が特殊で通常よりも重いってだけだ！」

朱｢キャハハ！安心せい！仮にお主が瓢箪に潰れても妾が抱えてやるわい！｣

結｢だから違うってぇえ！！！｣


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疲れた。まだ今日の任務が始まってないのに早々疲れた。いや、ボケ二人にツッコミ一人は流石にきつかったよ。向かってる途中も変な物見る目で見られてたし、もうストレス溜まりまくったよ。
明日多分禿げるかも。

相｢何独り言言ってるんですか、時間は有限なので早めにお願い致します｣

結｢へい…｣

渡る世間は鬼ばかりと言う物か。

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