【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。

拾壱(//) ページ14

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錆兎の撮影が終わり、三人でス○バァに入る。
どうやら錆兎は鬼殺隊と柱という事を隠し、“sabi”と言う名前で読モの雑誌に出ているらしい。彼が載っている雑誌には『傷跡イケメン爆誕！』という大文字。『髪色が魅力的』、『彼ほど傷の似合うイケメンはいない』などのコメント。やっぱり顔がいい人って評判なんだ。

錆｢あっちの要望で渋々やってる感じですけど…｣

む｢人気者は辛いね｣

結｢鬼殺隊に影響なければ、いいんじゃないかな？｣

錆｢そうでしょうかね…｣

などの話をしていると、店員が注文を聞きに来た。

錆｢…俺はドリップコーヒーで｣

む｢俺は、スター○ックスリザーブ・ナイトロコールドブリューコーヒーください｣

？？？？、なんか呪文みたいな品名だな。
無一郎なんて何を言ったか分からない。←
甘いものは好きだけど珈琲(コーヒー)は飲めないし、これでいいか。


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錆｢結樹さんはユーズベリーですか｣

結｢甘さで選んだけど、結構美味しそうな香りだよ？｣

む｢…兄さん、太るよ｣

…無一郎くーん、僕は女の子じゃないが無神経にそんな事言っちゃダメだろう。と言っても、生まれつき筋肉付いても太くならないんだよね。それに任務中とか体力消耗が激しいからすっごい燃費悪い。
やっとの思いで少し太くなったけど。もう15歳だってのに平均より痩せてるし。

錆｢…………結樹さんは、肥えた方がいいです｣

結｢やっぱりかぁ、確かにこのままじゃ不健康だね｣

む｢(気付いてないね)｣

無一郎と錆兎も珈琲を飲もうとコップを手に取った。その矢先、

｢きゃあああああ！！！！｣

店の外からの悲鳴。煩いな。
何かと思い外を見ると、敵とヒーローが戦っていた。一人の女が人質になっている。

｢動くんじゃねぇ！ヒーロー共、攻撃したらこの女ブッ殺す！｣

｢いやあああああ！！！！｣

結｢阿呆らし、鬼以下な脳だ。何より人質が間違ってる。女だよ？煩いし声汚いしで、悪い箇所しかない｣

錆｢…どうします。処しますか？｣

結「そうしたいけど、飲み物冷めそうだし。…て、あれれ？無一郎は何処行ったんだ？｣

隣の椅子に座っていたはずの無一郎が音も無く消え、店内を見渡しても姿は見えなかった。…ま、まさか。
錆兎と同時に店の外をバッと見る。

む｢おいお前…｣

そこには少し怒った顔の無一郎が、敵とヒーローの間に立っていた。どうやら激おこらしい。まじかい。←

錆｢ゆゆゆ結樹さんどどどうしますか｣

結｢大丈夫だよ。きっとね｣

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