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第…48話 ページ2

『いっただきまーす』

嬉しそうに笑顔で手を合わせて箸を持つ

「段々箸も普通に使えるようになりましたね」

『うん、結構簡単だった』

「それにしても…最近ラーメンしか食べていないような気がしますが…気のせいでしょうか」

『…?』

麺をすすって首を傾げる

「昨日もラーメンでしたよね」

『朝は…違うの食べてるよ』

「昼と夜ラーメンじゃないですか、ずっと」

『し、仕方ないじゃん美味しいんだし…』

「しっかり栄養バランス考えないといけませんよ」

『…わかんないし、そういうの』

麺がのびないようズズズっとすすり口に入れる

「では、私が毎日食事管理をしてあげましょう」

『はっ!?いやいやいいって!!わかった!朝と昼は身体に良さそうなもん食べる!』

もし鬼灯に任せたら好きなものが食べられない…

「…では今日から朝と昼は一緒に食べましょうか」

『え?』

「ちゃんと食べているか確認するためです」

『…はぁ、わかった』

鬼灯とは時間が合った時だけ一緒に食べていた、たまーに鬼灯から誘われることもある

そして食べ終わった後に気づく

『…白澤と約束したお昼行けなくね?』

「行かせません」

く…




___________


___


「Aさん」

『はいはい』

「今日の裁判の分の資料記録課へ返してきてくれませんか?」

『おっけい、ハゲィさんに何か言うことある?』

「いえ」

『じゃあ行ってくる』

ガラガラと台車を押して法廷から出ていく








鬼灯Side__

「Aちゃんのおかげで今日の裁判はスムーズだったね」

「えぇ、今日は珍しく文句を言う亡者が少なかったですし」

「ねえ、今日早く終わったんだしさ飲みに行かない?」

「嫌です、前に行ったばかりでしょう」

「1週間前の話じゃないか…仕方ない、Aちゃんだけ」

「ダメです」

「…君、Aちゃんの親みたいだね」

「そんなことありませんよ。では私はまだ仕事が残っていますので」

スタスタと歩き法廷から出て行く



…Aさんは私のせいで殺されたようなもの
それなのに、私は地獄へ堕としてしまった


だから、私は……



「…はぁ…さて、残りの仕事は自室で」

ポツリと呟き無理矢理頭を空っぽにして自分の部屋へと向かった




__

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ、ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも楽しませて頂いてます(^^)これからも頑張って下さい! (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2018年4月8日 23時

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