溺愛。[鬼灯の冷徹]

第…190話 ページ12

『お､久しぶり茄子に唐瓜』

「あっ､Aちゃん!!久しぶりー!!」

『元気いいねぇ』

「おっきくなってますね…」

『触ってもいいよ』

「いいんですか…?」

『うんうん』



唐瓜は悩んでいたが茄子は迷いなくお腹を触ってくる



「うわぁすげー」

「ちょっ茄子!!」

「唐瓜も触ってみ!!すっげーよ!!」

「…じ､じゃあ…失礼します…」



恐る恐るお腹に触れる



「ほ､ほんとだ…すごい」

『反応が可愛いね』

「かわっ!?」

『お香ちゃんに言われた方が嬉しかったかな?』



ニヤニヤとしながらそう言うと"なっななっ!!なにっ!!"と顔を真っ赤にして首をブンブンと横に振る




「何をやっているんですか」

『鬼灯にお香ちゃん』

「えっ!?」

『ごめん鬼灯だけだよ』

「ちょっとAさん!!」

「唐瓜久しぶりに弄られてる」

『ごめんごめん』

「お香さんがどうかしました?」

『何でもないよ､それよりどうしてここに?』

「たまたま通りかかったらAさんの声が聞こえたので」

『仕事の邪魔した?』

「いいえ､大丈夫です」



「Aちゃん!!」



声を揃えて上から降ってきた子供




『びっくりした｡お久しぶり一子ちゃん二子ちゃん』


「すごい､お腹大きい」
「うん､大きい」


『触ってみる?』

「いいの?」

『いいよ』



二人同時にわしゃわしゃと私のお腹を撫でる




可愛いなぁ




「…思ったけど胎教とかそういうのいいのかな」
「大丈夫…なんじゃないか」

『生まれてきたらきっと獄卒になるしいいんじゃないでしょうか｡きっと鬼灯くらいすごい獄卒になると思うよ』

「た､たしかに…」

『さーて…大王に会いに行かんとね｡ごめんね､仕事中なのに』

「いえ…久しぶりにあえて良かったです」

「赤ちゃん楽しみにしてる!!またねー!!」




二人と別れ鬼灯と一緒に大王の所へ向かう

童子ちゃん達は先にどっか行ってしまった




『…はぁ､ちょっと待って』

「すいません､速かったですか?」

『少し』

「ではちょっとだけ休みますか」

『ごめん､この身体になると結構つらい』

「ゆっくりでいいですよ」



私の頭を撫でた後にお腹を撫でる



「…もう少しですね」

『だね｡…ちょっと怖いけど頑張る』

「生まれる時は絶対連絡してくださいね､何がなんでも行きますから」

『嬉しいけど地獄がピンチって時は私よりも地獄優先してね』

「………はい」

『最初の間はなに??』








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