第十三話 ページ15
「…おさむ…？」
少女は見知らぬ部屋で目を覚ました。
服はかわいらしいパジャマ、布団はふかふか。
「あら、起きましたか？」
「おはよう、Aちゃん。」
声のする方を見るとそこには谷崎とナオミがいた。
「じゅんいちろう…なおみ…。」
少女はぼんやりとした目で二人の名前を言った。
「……ここどこ？」
キョロキョロと周りを見回し首をかしげながら訪ねる少女。
「ここは私たちの部屋ですわ。
Aちゃんを太宰さんに預けておくと危険なのでしばらくは私たちと一緒に暮らしましょう？」
「……うん…。」
太宰がなぜ危険なのか頭の上にはてなマークを浮かべながら少女は頷いた。
「夜ご飯できてるから食べよう？
ほら。」
谷崎が手招きをするとテーブルの上にはほかほかで美味しそうなオムライスが三つ並んでいた。
少女はくんくんと匂いを嗅げばテーブルまで近づいた。
「これ…なに？」
「オムライスって言うんだよ。」
にこっと少女に笑顔を向ける谷崎。
「オムライス…。」
珍しそうにオムライスを見つめる少女。
「食べたことないんですか？」
ナオミが訪ねた。
「…鴎外に言えばなんでも出てきた…でも孤児院でのご飯…ほんの少しの残飯だった…だからご飯の名前知らなかった…。」
「っ…。」
少女の話を聞き二人は顔をゆがめる。
そしてナオミはそっと少女を抱きしめた。
「…なに？」
抱きしめられる理由もわからず少女はぽかんとした。
「…なんでもありませんわ。
さ、食事にしましょう？」
そう言うとナオミは少女を椅子に座らせた。
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にゃあめ - やつがれ君分かってて渡したのか……推し優しすぎだろ………すきぴ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: bcb659b3e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - いえいえ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
ごごねこ(プロフ) - 黒薔薇さん» ｱｱｱｱｱｱ!ありがとうございます!ですが描きなおしたのが勿体ないのでこのままにします!ごめんなさい!!!!!! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 62117aa9f8 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 『http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/e/4/2e42882cc29720f8f1d22c4dd5fa2317.png』 (2019年8月21日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 勝手に保存しちゃってごめんなさい (2019年8月21日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：午後の猫茶 | 作成日時：2016年6月29日 0時
