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PARALLEL5 ページ5



「__異世界から来たァ?」

ジュリアスから間抜けな声が出た。それはそうだろう。誰だって耳を疑う
Aは全て本当の事を話すと決心した上だ
するとジュリアスは俯き、肩を震わせている
具合でも悪いのかと少し心配もしたが、そんな気持ちは一瞬にして消え去った

「フハハハハッ!!お前はバカか!?言い訳にしても程がある!アハハ!!聡明な私にそのような言い訳が通じるとでも!?いや、凡人でも信じるはずがないな!アハハハ!」

ジュリアスは腹を抱えて、盛大に笑い始めたのだ
私は本当の事を…!と口答えしようとした矢先に
まだ口元を上げているジュリアスが銃口を向けたまま立ち上がった。Aは思わず後ずさる

「__話す気が無いなら、無理にでも口を開かせてやろう」

ジュリアスはゆっくりと目を閉じ、眼帯のアメジストが付いている紐に手をかけ、それを引くと
カッと眼光を開いた
その左目には、酷く見覚えがある赤い鳥が光を帯びて羽ばたいていた
妖艶に笑ったジュリアスは銃を左手に移し替え、右手を人差し指でAを指すようにゆっくりと上げる

「__私の質問に嘘偽りなく、答えろ」

目の中の赤い鳥が大きく羽ばたくと、まるで脳内を侵略するかのようにAに侵入してくる
カチカチと何かが書き換えられる感覚
それが組揃った瞬間、心臓が大きく波打った

「っ…!?なんだ、この光は…!」

Aの心臓部分からの緑色の強い光がジュリアスの視界を遮っている
Aはすでに気を失っていた
すると心臓部分から緑に光ったギアスの文様。緑色の鳥が羽ばたいて浮かび上がってきたのだ

「ギアスユーザー…!?」

緑色の鳥は段々と色を薄くし吸い込まれるように光とともに消えていった
バタンと音を立てて儚く床に倒れたAは眠っている。何者だ、この女……
ジュリアスはその場に唖然と立ち尽くしたままだった




『__何してるんだお前は』
「ひゃい!?」

気がつけば、ここは以前の真っ白い空間だった
Aは脳内に語りかけるように発せられた言葉に飛び起きた

『馬鹿が…まさか行かせた場所がジュリアスの元なのは思いもよらなかった』
「えっ、あれ?なんで私ここに、ここどこ…?ジュリアスとかいう変な厨二病に…」
『記憶が混乱してるのか。まぁそうだろうな
私は神。貴様にギアスを与えた者だ』
「ギアス…?神…?」

Aは一度考え込み、ハッと顔を上げた
そうだ、ここは神の…!

「おひさ!!」
『まだ別れて1時間も経ってないからな』

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まゆ - 面白かったです(≧∀≦)楽しくて、ずっと笑ってました(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年5月18日 0時) (レス) id: e4c62973b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬんもも(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!かなり気まぐれにやっていますので、暖かい目で見ていただければなと思います! (2017年10月26日 1時) (レス) id: 73c8b6138f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 面白いです!!更新お待ちしております!!!!!! (2017年10月19日 16時) (レス) id: a55015a6ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬんもも | 作成日時:2017年8月23日 0時

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