act40〜○○○side〜 ページ43
シン「ア、ヤノ. . .!?」
そこにいたのは、赤いマフラーの懐かしい少女
屋上の柵に腰をかけて、足をブラブラさせながら空を見上げる
アヤ「あーあ. . .
死にたくないなぁ. . .
つぼみ、幸助、修哉. . .
それに___. . .
.
シンタロー、ばいばい」
シン「アヤノ. . .!」
大切な大切な幼馴染が、今にも落ちようとしている
助けなきゃ、なんて考える前に
とっさに体が動いてた
ガシッ. . .
アヤ「え. . . 」
シン「はぁっ、はぁっ、アヤノ___. . .!」
落ちる寸前のところで愛しい人の手を掴む
いなくなって気付いた教室の広さ
少しでも君の傷ついた心に気がつけていたら、なんていう後悔
もう二度と、あんな思いしたくないんだ. . .
セト「姉ちゃん!!」
A「アヤノさん. . .!」
アヤ「シン、タ、ロー. . .
なんで. . . 」
何とか引き上げて、呆然とした顔のアヤノの前に立つ
シン「助けに来たに、決まってんだろ. . .?
どれだけ、心配した、と、思って. . .!」
困惑したような混乱したような顔で俺を見る君
嘘じゃないんだ、夢じゃないんだ
そう考えたら、涙が止まらなかった
シン「会いたかった. . . 」
消え入りそうな声でやっと君にそう言えば、
君は涙を貯めた瞳で俺を見て微笑んだ
アヤ「シンタロー. . .
.
私も、会いたかった. . . 」
シン「戻ってきてくれて、ありがとな。
メカクシ団、いいところだな. . .
初代団長」
アヤ「. . .うん。
.
でもさ、そんな良い所にしたのは、シンタローでもあるんだからね?」
シン「. . .はっ、お前にしては素直なこと言うじゃん」
アヤ「何よ、久しぶりの幼馴染に向かって〜. . . 」
シン「. . . 」
アヤ「. . . フフッ」
シン「. . . ハハッ」
二人で顔を見合わせていたら何故か可笑しくなって
クスクスと笑いあってた
ヒビ「. . .変なの」
ヒビヤは呆れているみたいだったけど
それよりも何よりも、今目の前に君がいることが
くすぐったくて嬉しくて、幸せだった
と、その時
.
.
クロ「『焼き付ける』、『かける』、そこにいますか!?タイムリミットです。
今すぐ戻ってきてください. . .!」
クロハの焦った声が、広い屋上に響き渡った
*
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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雄大(プロフ) - タイトルが○○○ばっかで分かりにくかったです。最初に注意しとけばよかったと思います。 (2017年7月27日 0時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - すごい面白かったです!僕、こーゆー小説好きなんです!お疲れ様でした!これからも頑張って下さいね!! (2015年9月27日 13時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 紫黄桃名心実さん» それなら良かったです。こちらこそ誤解させてしまうような題名や説明文にしてしまったなと思うので、言って頂いてありがとうございました。 (2015年1月19日 6時) (レス) id: d3c9cbab3c (このIDを非表示/違反報告)
紫黄桃名心実(プロフ) - この作品のことを誤解していました。すみませんでした。もちろん消さなくていいです。 (2015年1月17日 23時) (レス) id: 6f7a75d84a (このIDを非表示/違反報告)
フユキ - 紫黄桃名心実さん» もしよろしければ、何話のどの辺りが裏切りだと思う、という事を教えて頂けると嬉しいです。今後このようなことをしてしまわないようにしたいので…。ワガママな事を言って申し訳ありません。 (2015年1月17日 21時) (レス) id: 47b9f19e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フユキ | 作成日時:2014年9月27日 13時