act37〜○○○side〜 ページ39
うっ. . . ひぐっ. . . という小さな声が聞こえてくる
俺の腕の中で静かに泣いているAは、小さくてか弱くて、少し力を加えれば壊れてしまいそうで
.
こんな小さな背中に、どれだけ背負わせて来たんだろう
そう思う度に、目の前にいる小さな君が
愛おしくてたまらなくなった
すすり泣く小さな声が、不意に止まる
セト「落ち着いたっすか?」
A「. . . うん」
聞き取れるか聞き取れないかくらいの小さな声だったけど、さっきまでの怯えた感じは無くなっていた
カノ「. . . セト、A. . . !」
キド「A. . . !会えてよかった. . . 」
ヒビ「A姉!」
コノ「A. . . 久しぶり?」
シン「Aっ!. . . 良かった、元気そう、だな. . . 」
皆が続々と扉から出てくる
俺が先に行くから少し遅れて来て、と言っておいたのは正解だったな、なんて考えた
A「み、んな. . . 」
Aが俺から離れて、みんなのところに近寄って行く
カノ「A. . . っ
今までごめんね. . .
それに、ありがとう. . .!」
カノがAを抱きしめる
A「修哉. . . 」
俺の彼女. . .
心の隅にもやっとしたものが芽生えたけど、ここはぐっと我慢
親友との二年ぶりの再会なんだ、邪魔するのは悪い
キド「. . . カノ、離してやれ。
__. . . A、会ったばかりで悪いんだが、
お姉ちゃんやヒヨリがどこにいるか、分かるか?」
険しい顔でそう質問したキドに、Aは首を傾げた
A「わかんね. . . 俺はカゲロウデイズにはいたけど、アザミと暮らしてたから. . . 。
アヤノさんやヒヨリちゃんは、見たことないな. . . 」
ごめんな、と謝るA
セト「Aが謝ることないっす。
みんなで探そう?すぐ見つかるっすよ」
エネ「ここじゃあGPSも使えないですしねぇ」
とは言え、ここから見るだけでもドアの数はものすごく多い。優に100は超えていると思う
このドアを一つ一つ開けて中を確認して行くなんて、考えるだけで気が滅入りそうだ
マリ「大変そうだけど、やるしかないよね. . .!」
マリーがぎゅっと拳を握る
全く、いつからこんなに強くなったんすかね
.
.
アザ「『かける』とヒヨリなら. . . 我が知っておる。案内しよう」
黒髪をなびかせて現れたのは、このセカイの主. . . アザミだった
*
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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雄大(プロフ) - タイトルが○○○ばっかで分かりにくかったです。最初に注意しとけばよかったと思います。 (2017年7月27日 0時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - すごい面白かったです!僕、こーゆー小説好きなんです!お疲れ様でした!これからも頑張って下さいね!! (2015年9月27日 13時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 紫黄桃名心実さん» それなら良かったです。こちらこそ誤解させてしまうような題名や説明文にしてしまったなと思うので、言って頂いてありがとうございました。 (2015年1月19日 6時) (レス) id: d3c9cbab3c (このIDを非表示/違反報告)
紫黄桃名心実(プロフ) - この作品のことを誤解していました。すみませんでした。もちろん消さなくていいです。 (2015年1月17日 23時) (レス) id: 6f7a75d84a (このIDを非表示/違反報告)
フユキ - 紫黄桃名心実さん» もしよろしければ、何話のどの辺りが裏切りだと思う、という事を教えて頂けると嬉しいです。今後このようなことをしてしまわないようにしたいので…。ワガママな事を言って申し訳ありません。 (2015年1月17日 21時) (レス) id: 47b9f19e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フユキ | 作成日時:2014年9月27日 13時