【カ○○○】身代わり少女と緑の青少年【○○○】

act10〜過去編6〜 ページ12

カノ「...A？どしたの、いきなり...」





修哉が、欺ききれてない困惑気味の顔で俺を見た





A「大丈夫。絶対死なせたりなんかしない


俺がお前を...




助けて見せるよ」






修哉の能力を使って、ニヤッと笑う



カノ「ふふっ...なんか、ありがと。元気でたよ」






多分、修哉は冗談だと思ってる





.




でもな修哉、俺本気だぜ？






もう二度と会えないし、きっと憎まれることになると思うけど






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二度と君とバカやったり、幸助と笑い合ったり、つぼみとお出掛けしたりはできなくなるけど




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もう二度と「A」とは呼んでもらえなくなるけど








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でも君は、ここでメカクシ団のみんなと笑っていられる








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俺の事なんて早く忘れろよ？






心配なんてされたら、せっかくの作戦が台無しになっちまうからな









決めたからには早く実行しなければ









幸助の力で視えた君の心






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〈もう、あと2、3ヶ月かなぁ みんなと一緒にいられるのは〉







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離れたくない、裏切ったなんて思われたくない







そんな感情に浸ってるような余裕は無いんだ









心の中で静かに、大好きな人達にお別れを言った








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さようなら、俺の大好きな仲間達




.








こんな俺をここに入れてくれてありがとう







.








俺はもうすぐ、ここをいなくなる






「裏切り者」として、「最悪最凶の悪女」として








君達は俺が消えた後、きっと言うだろう









.









『あいつがいなくなって、本当に良かったよ』









君達が俺の事、憎んで、嫌って、顔も見たくないと思っても







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俺はずっと、お前らの事大好きだから









*

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