＊＊素直になりづらい系カップル2【おそ松】

19.同級生A ページ18

A『祭りって正直何するか分からないんだけど。』

おそ「最初からそれ言う？」
A「何するか分からない物は分からない。」


とりあえず、浴衣を着たのはいいが、凄く動き辛い。特に下駄。今はたいがいの物はヒールがついている。が、Aはヒールのついた靴を履くことが少なく慣れていない。疲れる。

A「ちなみに花火はやらないからね。」
おそ「お前の方が綺麗だよ…みたいな事は出来ないの！？」
A「やりたいの？」
おそ「全然。花火とお前だったら花火の方が絶対綺麗だし。」
A「そもそも、生物と火薬の塊を比べるのも、どうなんだろう。」
おそ「確かになぁ。あ、かき氷食べたい。」
A「私、焼きそば食べたい。」

そういうことなので、かき氷をおそ松に任せ、焼きそば係となったAは人口密度の高い路地を歩いていく。

知ってる人いるかな、いやいるだろうな。大体今いる人はこの辺の地域の人達だろう。そうなれば知ってる人はもちろん、もしかしたら高校の同級生とかにも会う可能性があるのだ。あんまり会いたくないな。と思うが、そう思ってる時点でフラグである。

「あっ！Aー？久しぶりー！」

回収かよ。この子は高校の同級生A子とでもしておこう。別に仲が悪い訳でも無いが、良い訳でもない。普通である。
まぁ挨拶だけとは行かなかったので世間話的な物をしながらガヤガヤとした道を歩いた。

A「そういえば、今Aはどんな感じなの？」
A「どうって？」
A「うーん…恋バナとか？」
A「恋バナ…。おそ松のことか…。」

A「例えば、結婚とかしないの？」
A「は、」

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