＊＊素直になりづらい系カップル2【おそ松】

17.美味しいご飯 ページ16

朝起きて、久しぶりに人の気配を感じる部屋に戻った、二人の部屋。喧嘩してこの部屋に人が居なかった日にちは数日間しか無いけれど埃がたまっているような気がして掃除したいなと思いながら、朝ご飯を作るためにフライパンに火をつける。

飲食店で働いているだけあって、テキパキと進ませる。正直、家が店というのと、女の子なんだから料理は出来るようにしなさい！と言われた時はかなり面倒に思っていたが、好きな人のために料理をふるえるなら出来るようにしておいてよかったと思う。

彼が起きてくるのは日によってまちまちなので出来た朝ごはんは冷蔵庫に保存しておくこともある。朝ごはんに限らず、店のこともあってなかなか二人で食べることは少ないが彼の食べる姿は好きである。あの某CMの「いっぱい食べる君が好き♪」とはこれであろう。

さて、今日の朝ごはんは完璧和風だ。パンがきれていたのと、私が卵焼きが食べたいという気分で決めた。なんとなく味を変えたくて甘い卵焼きを塩を多くしてしょっぱくさせたり、少し醤油を足したらどうなるだろうと好奇心のもとに研究中である。

今日はなかなか起きて来ない日だったようだ。冷蔵庫行きだなと思いながら、皿を持つとタイミング良く廊下から足音がした。彼が起きて来たんだろう。

A「遅いぞー。味噌汁冷える。」
おそ「んー…」

まだ寝てんなこいつと思ったが彼は箸を持ち、朝ごはんを口へと運ぶ。目を開けて食べろ。

おそ「卵焼き味変えた？」
A「あ、うん。しょっぱくした。甘い方が好み？」
おそ「どっちもいける。けど、どちらかと言えば甘い方だなぁ。」
A「ん、分かった。次はゴマ油入れてみようかと思ってて…」

という会話が続き、店の味がどうのこうの、この間の焼き鳥のたれがどうのこうの、と食に関しては飲食店をやっているからというのもあるかもしれないが話が良く弾むし、よく飛ぶ。全然関係無いこと話していることも多いが、それはそれで楽しいものだ。

A「明日朝ごはん何がいい？」
おそ「んー、豚骨ラーメン！」
A「それは昼にしよう。重いな。」

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これ書き終わったらご飯もの(飯テロ)小説描きたいなぁ…。

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