ダイエットサプリ7 ページ7
翔サイド
「ずっと同じところが痛いの？」
とりあえずちゃんと会話できるまで意識ははっきりしてきたみたい。
A「うん？うん...」
あんまりはっきりせず不安そうな顔で見つめてくる。
潤「お薬何か飲んだ？生理の時期ではないよね？」
A「生理じゃないもん。お薬飲んでない。」
そこまでひどい痛みじゃなさそうだし熱もないみたいだし、とりあえず朝までは鎮痛剤で様子見ようかな。
ここで寝たら風邪引いちゃうだろうから、ちゃんと部屋に連れて行って、朝もう一度診てどうするか最終的に決めたらいいかな。
「じゃ痛み止め飲んでお部屋戻って寝ようか。朝まで大丈夫そう？」
うんと頷いたのを確認して潤に薬探してもらう。
「痛みの原因はっきりわかんないからあんまり強い薬使うの怖いし、そこまでの痛みでもなさそうだからタイレノールかそのあたりあればお願い。」
潤「了解。ちょっと待っててよA。」
薬飲ませるために上体を起こすの手伝ってあげたんだけど、やっぱり痛いのか少し顔をしかめる。
潤「はい、どうぞ。ちょっと苦いからお白湯もたっぷり飲んでね。」
コップは受け取ったのに薬は受け取らずに口を開けたA。
可愛いなぁ。
ポンと薬を入れてもらいゴクゴクとお白湯飲んでる。
A「げぇ苦いね、これ。」
潤「だから言ったでしょ？はい、じゃあ部屋戻って寝よう。いつまでもここにいたら体冷えちゃってもっとお腹痛くなっちゃうからね。」
潤が手を差し出すとAも腕を伸ばした。
「もし痛くなって朝までに目が覚めちゃったらちゃんと教えてよA。一応、何度か様子見に行くけど。」
A「大丈夫だと思う...」
とは言ったものの、やはり数日痛みがあるせいか少し不安そうな顔してる。
潤「特別サービスでお部屋までおんぶしてあげよう。」
潤がAの前で背中を向けてしゃがむとそのまま乗っかった。
潤の大きな背中安心できるんだろうね。
「じゃ気をつけてAのことお部屋まで連れて行ってあげてね潤。」
潤「了解。A、翔にぃにおやすみーってして。」
A「おやすみー翔にぃ。」
そう言ってリビングから出て行った2人。
何事もなく腹痛治まれば良いけどな。
後姿見ながらそう願った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 925人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルパン
| 作成日時：2016年2月23日 20時
