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プロローグ ページ1

……side,You.

私は、モデルだ。でも今は、プロデューサー。

こんな私でも、夢ノ咲学院は優しく迎え入れてくれた。……と思ったのに。

「おいまだ衣装できてねーのかよ」

衣装の型紙どころかデザインもなく、全部私に押し付けてきたのは三日前でしょ。できてるわけない。

「頼んどいた作詞は?」

作詞?貴方舞台設定の書類先にやれって言ってきたわよね。

「あの曲できてんの?」

作詞もだけど、作曲までプロデューサーに頼むの?いい加減自分でやりなさいよ。

『ほんと、役立たずのプロデューサー。』

うるさい、うるさい…!!

「私は、役立たずなんかじゃない。衣装から歌まで何でも用意してもらって、あんたたちがやってるのは小学生のお遊戯会と一緒だわ…!!」

私の心からの叫びを聞いて、動いてくれた人は何人いたんだろう。

もう私には、わからない。

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作者名:黎亜 | 作成日時:2019年2月7日 13時

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