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story259 ページ41

ユリカside

剣咬の虎の登場に

会場は今日一番の歓声に包まれた


ス「あ、ユリカさーん!!」


スティングがこちらに

大きく手を振っているのが見えた


さすがに無視するのは可哀想なので

小さく手を振っておいた


すると…………

スティングは軽い足取りで私に近づいてきた


『スティング?』


私の目の前まで来ると

スティングはぎゅっと私を抱きしめた


「「「!!?」」」


『え、ちょ、何!?』


私の心臓はうるさいくらいに鳴っている

頬も熱を持っていっている


チャパ「お、これはどういうことだーーー!?」


ス「オレ、ずっとユリカさんと戦いたかった

  この日を…………ずっと待ってたんだ

  オレは絶対にユリカさんを越える

  今のオレなら越えられる気がする」


『!!』


あの日々から9年、

スティングはどんな気持ちで

待ち続けていたんだろう……………。


そう思うと、胸が締め付けられた


『かかっておいで、

 私も強くなってるんだから………』


私がそう言った瞬間、

私はグイッと引き寄せられた


顔をあげると

そこにはグレイの顔があった


グ「オレの彼女を……

  気安く抱き締めないでくれるか?」


一瞬、キョトンとしていたスティングだったが

やがて………にやりと笑った


ス「ねぇ、ユリカさん………

  オレらのギルドが優勝したら

  オレたちのギルドに来てよ」


グ「は?」


グレイの眉間にしわが寄る


『な、何で?』


ス「だって、ユリカさんと一緒にいたいし?」


スティングとグレイの間に

見えない何かが飛んでいるようで

ちょっと怖い。


グ「おまえ………ユリカとどんな関係だ?」


グレイの声のトーンがかなり低い

機嫌が悪いのかも……………。


ス「オレとユリカさんは師弟の関係だけど?」


「「「!!!?」」」

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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ノアさん» そうなんですね!私も大魔闘演武編好きですよ笑大魔闘演武編は長くなりそうなのでよろしくお願いします! (2017年7月10日 7時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 大魔道演舞編を作ってくださりありがとうございます。私、大魔道演舞のを読みたかったんですよねー (2017年7月10日 6時) (レス) id: fb136a3bf9 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディット(プロフ) - うん!応援してるよ(*^▽^*) (2017年6月27日 21時) (レス) id: ec423a5b82 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - キャンディットさん» ありがとう!早く主人公ちゃんの過去に触れられるように頑張るねo(`^´*) (2017年6月27日 20時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
キャンディット(プロフ) - すごい!もう、6章!本当にすごいよ(^o^) 主人公ちゃんの過去、気になるな〜(^_^)ウズウズ 更新頑張ってねー♪ (2017年6月27日 16時) (レス) id: ec423a5b82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2017年6月26日 21時

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