少女の記憶、少女の運命 6章 【FAIRYTAIL】

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─大魔闘演武前日。


そもそも大魔闘演武とは、

各ギルドが５人代表者を選出して競い合うもの


そしてチーム妖精の尻尾から

選ばれたメンバー５人は

ナツ、グレイ、エルザ、ルーシィ、ウェンディ


実を言うと、ラクサスやミラジェーン………

ユリカが欲しかったとマスターは言う


ここはフィオーレ王国首都、

花咲く都・クロッカス


年に一度開催される魔導士たちの祭

大魔闘演武


町はフィオーレ中の魔導士や観客で

あふれかえっていた


町の中央にはフィオーレ王の居城

華灯宮メルクリアス


そして西の山には

大魔闘演武会場、ドムス・フラウ


そして、街中にぐでーっとしている

チーム妖精の尻尾


第二魔法源(セカンドオリジン)を引き出す魔法のせいで

まだ体が痛むらしい


マ「エルザ 明日までに

　 公式ルールブックを読んでおけい」


エ｢こ…これを、読めと？」



マスターがエルザに渡したのは

読むのにかなり時間がかかりそうな

辞書ほどの厚さがあるルールブック


レ「まかせて！"風詠みの眼鏡"持ってるから」


レビィ曰、公式ルールブックには

大きく分けて大事な事が３つ書いてあった。


各ギルドのマスターは参加できない

ギルドの紋章をつけていない者は参加できない

各競技は開始直前まで秘匿とし、

各競技のルールもそこで説明される


そして最後に注意書きがあった。

″参加者は指定された宿に１２時までに帰る事″


ナ「１２時？」


ハ「いつの？」


ル「今日の夜中って事でしょ。」


グ「ガラスの靴をはいたお姫様みてーだな。」


意外とロマンチックなことを言うグレイ、


ナ「まだたっぷり時間があるじゃねーか！！

　 せっかくこんなにでけー街来たんだ！！

　 探険するぞー！！」


ハ「あいさー！！」


ナツとルーシィとハッピーは走っていく

おそらく、探険と称した観光をするのだろう


エ「おい！！宿の場所はわかっているのか？」


ル「ハニーボーンでしょ！」


エ「必ず１２時までに帰ってこい、いいな。」


ハ「あい！」

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