少女の記憶、少女の運命 10章【FAIRYTAIL】

merry X'mas！story2 ページ23

ユリカside

『皆、楽しんでくれるかな………』


ル「大丈夫よ！こんなに頑張って

　 準備したんだもの！」


ｼﾞｭ「そうです！絶対大丈夫です！」


レ「だから、私たちも楽しもうね！」


私たちは笑い合う。


ここはクリスマスパーティーの会場………

まぁ、私の家のリビングだ。


私たちは扉の前でクラッカーを持って

皆が来るのを待ち構えている。


そして………足音がどんどん近づいてくる。

その音を聞きながら、私たちは頷き合った。


扉に手がかけられる………扉が、開く。


″パァァンッッ″


大きな音と共に、紙テープや紙ふぶきが飛び出す。


「「「『merry X'mas！！』」」」


私たちがそういうと、

招待された皆はキョトンとしていたが…………


やがて、大きな声で笑い出した。


エ「これは盛大な出迎えだな」


ハ「ビックリした〜」


『ようこそ！クリスマスパーティーへ！

　今日は存分に楽しんでね！！』


こうして始まった妖精のクリスマスパーティー


ナ「うめぇな！この肉！」


ハ「ナツ〜お魚もあったよ〜」






ｳｪ「シャルル、このクリスマスツリー……

　 すっごく綺麗だね！」


ｼｬ「なかなかセンスのいい飾り付けね」





レ「ガジル、メリークリスマス！

　 あっちに美味しそうな料理があったよ！」


ガ「ギヒッ、取りに行くとするか」


リ「どの料理も旨そうだがな」





エ「クリスマスパーティーはやはり

　 楽しいものだな」


ル「準備、大変だったのよ」


ｼﾞｭ「楽しかったですけどね」





『グレイ』


私は料理をお皿に山盛りに盛り………

料理を頬張っているグレイに歩み寄った。


グ「お、ユリカか」


『どう？楽しんでる？クリスマスパーティー』


グ「当たり前だろ、」


そういってグレイは笑った。

それはきっと、グレイの心からの笑顔で……

私はそれに胸が温かくなった。


グ「ユリカも、楽しんでるか？」


『答えはわかってるくせに』


グ「だな」


笑い合う私たち…………

私はここであるものを取り出した。


『グレイ、これ……クリスマスプレゼント』


綺麗にラッピングされたプレゼントを見つめ…

グレイは少し目を見開いていた。

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