少女の記憶、少女の運命 10章【FAIRYTAIL】

story384 ページ3

ユリカside

ｳｪ「のどかな所ですね」


ル「うん、空気もおいしいし」


エ「風も心地いいな」


ハ「なんかピクニックみたいで楽しいよね」


ｼｬ「そうね……アレがなければね」


シャルルが言うアレとは………………

もう、皆様お分かりだろう。


ナ「オレの肉食っただろォ！？」


グ「てめぇのモンなんか食うかよ！！」


ナ「てか、服着ろよ！！」


グ「髪の色が目に痛ェ、なんとかしろよ！！」


そう、ナツとグレイだ。

これから偉い人に会うというのにケンカをする


これにはため息をつくことしかできない


『うるさいんだけど、

　のどかな雰囲気が台無しじゃない』


ダ「こいつらにそれを求めちゃダメよ」


わかってるけどさ…………

そう思いつつ、私はエルザたちの方を向いた


『ごめんね、つきあわせちゃって』


こんなことにつきあわせて、

本当に悪いことしたな…………みんなには。


ル「ううん、気にしないで」


ｳｪ「ユリカさんは悪くないですよ！」


エ「あぁ、それにあいつらと三人でなど

　 おまえの身がもたんだろ？」


と、文句も言わず逆に

私を慰めてくれる仲間たちに私は感動した


ｼｬ「ま、いつものことだしね」


『みんな、ありがとう』


しかし、またまたその雰囲気を

″あいつら″が破壊していく………………


ナ「てめぇなんかエルザに食われちまえ」


グ「てめぇこそエルザのクソにまみれてろよ」


エ「今……私がディスられているのか」


まったく、先が思いやられるわ…………


″ゴッ″


『次ケンカしたら………殴るから』


「「もう殴られてます………」」


ル「私たちついてきた意味あったかしら………」


ダ「さすがユリカね…………」


ｳｪ「あ！見てください」


皆がウェンディの指差す方を見る。


そこには小高い丘があり、

その上に小さな家が建っていた


エ「ここか……聖十大魔道序列四位

　 ウォーロッド・シーケンの家」

story385→←story383

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す