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第26話:破滅の行進 ( 1 / 8 ) ページ23

「主様」
「! 青龍。ふたりは?」
「無事保護しました。後はバルゴに手当や護衛等は任せてあるので、安心して下さい」
「良かった。有難う、青龍」

ハッピーとヒビキの軽い治療を終えて川の中に座り込んでいれば、川の中から優雅に現れた青龍。ハッと彼を見上げれば、彼等の無事を報告してくれて安堵の息をついた。

「それから…バルゴが主様に、と」
「これ…星霊界の服?」
「主を守ってくれた礼だそうです。それにそのままでは戦い辛いだろうと」
「守れた訳でも無いけど。…でも、有難う。助かる。バルゴにもお礼を伝えておいて」
「承知しました。…主様。既にかなりの魔力を消費しています。水が有るとは言えど、余りご無理なさらないように」
「…忠告も有難う」

人の姿へと変身したかと思えば、その手には新品の服があって。有難い事に外套も用意してくれたらしい。後で着替えようと考えていれば…にこりと笑みを浮かべた青龍が続けた言葉に肩を竦めた。

「朱雀から報告が有りました。傷だらけの天馬の青年を二人程、保護したと。どうやら、同じ敵にやられたようです」
「レンとイヴが!?」

もうひとつ報告がと続けた彼に視線を戻す。天馬の青年と言えば、トライメンズのふたりだろう。三人の内のひとり、ヒビキは此処に居る訳で。

「ふたりの怪我の具合は?」
「酷い怪我だったようですが、フェニックスが治療もあって、命に別状は無いとの事でした」
「良かった。有難う。君の星霊にも礼を」
「ええ、伝えておく」
「では、主様。私はこれで」
「! 有難う、青龍」

一度だけ手袋へと触れたかと思えば、魔法で綺麗にしてくれた青龍は微笑んだ後、星霊界へと戻って行った。青龍達の好意を有難く思いつつ、ヒビキ達から少し離れて着替えを済ませる。

「…っう、そうだ。肩の傷を忘れてた」

腕を上げようとした時、肩に走った痛み。滅竜魔導士の体質のお陰で、水で魔力や体力の回復は出来ても、傷までは癒せなくて。

「Aさん」
「ヒビキ?」
「着替え終わったかい? 肩の傷を手当てした方が良いんじゃないかと思って」

見てないから安心してくれという彼の方を振り返れば、女性への敬意を払う事は決して忘れない辺りが天馬の魔導士らしいなと思いつつ、お願いしても良い?と言葉を返す。

「少し失礼するよ。……これ、」

応急セットを手渡せば、傷口を清潔にして軽く手当てしてくれたヒビキ。不意に腕へと触れた手に、しまったと咄嗟に手で隠す。もう、遅いのに。

「今は聞かないでおくし、誰にも言わない。……何かあった時は力になるから言って」





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萌花(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新を楽しみに待ってます(o^^o) (2月10日 5時) (レス) id: d056d81eda (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。(o^^o) (1月27日 16時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗葉 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/F0OOQB  
作成日時:2019年11月30日 19時

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