FAIRY TAIL - 蒼穹の巫女 - 02 (ページ24)

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第14話：HOME（ 1 / 6 ）ページ24

アクアは私の魔力が暴走をした事に気付いていて不安に思っていたようだけど…大丈夫だと伝えれば、安心したように笑っていた。

そして先に戻ると言うことは、エーテリオンを食べた影響で未だに眠るナツ以外には伝わって。どうせならギルドまで案内してくれとグレイに頼まれて、ジュビアと共に乗った列車。アカネからマグノリアに着く頃には、すっかり朝になっていて。

「ジュビア、大丈夫でしょうか…今になって少し不安になって来ました」
「グレイと戦っただけで、特に他に被害は出した訳じゃ無いんでしょう？」
「いえ…実は最初にルーシィを誘拐したのはジュビアと、ムッシュ・ソルなんです」

抗争の件を思い出したのか、ギルドに向かう途中でぽつりと呟いたジュビア。彼女による被害は特に出てない筈だけどと思いながら言えば、思わぬ告白。

「ルーシィが怒ってないなら、別に良いんじゃない？一緒に三羽鴉倒したって聞いたけど」
「ええ！実はジュビアは相手の技で操られてしまったんですが……」

暗い表情から一変、少し顔を明るくして三羽鴉のひとりを倒した時の事を教えてくれたジュビア。ジュビアの水となった身体を使ってアクエリアスを召喚した事に驚いたのも束の間、最終的には合体魔法(ユニゾンレイド)で倒したというのだから更に驚きだった。

「…あ、」
「？嗚呼、美容室。…そうだ。心機一転、髪型とか服装も変えてみたら？」
「！そうですね……！い、行って来ても？」
「うん、行ってらっしゃい。その間、大聖堂寄ってくるけど…先に終わっても此処で待っててくれる？」
「はい！」

ふと足を止めた彼女の視線の先には女子人気が高いと噂の美容室。提案すれば、頷いた彼女にまた後でと足を向けたのはカルディア大聖堂。

朝にも関わず、快く対応してくれてお墓の手続きを済ませ、星霊界に置いていて貰った棺桶ごと教会に預けた。( 完成した時にはエルザに連絡してくれるそうだ )

「此処が妖精の尻尾のギルド。……新しくなったのを見るのは私も初めてだけど」
「凄いところですね……！」

可愛らしく髪を短くしたジュビアと合流して、新たな服装へ。そして共にやって来た妖精の尻尾。元よりも広く大きくなっているようで、外にはグッズショップやオープンカフェまで在った。( 凄い変わりよう )

「お！おはよう、A」
「おはよう。…マックスが売り子？」
「おう。色々有るから見て行ってくれよ」

声を掛けられてショップの方を見れば、売り子をしているらしいマックスが居て。ジュビアとふたりで近付けば、商品の説明をくれた。

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