第54話…昔のままだった ページ8
A視点
ラク「ただの氷のバリアで俺の魔法を防いだたと!?」
A「私の氷はただの氷じゃない!全てを凍らせ何十年…何百年とその氷は溶けも壊れもしない…私の意思がない限りね!」
ラク「その割には昔はよく俺の手によって壊されてたじゃねぇか」
A「氷と言っても種類がある…薄い氷に厚い氷…攻撃に徹する氷は少し薄く壊れやすいのに変わって防御に徹する氷は厚く壊れにくい…この氷のバリアはちょっとやそっとじゃ壊れない!」
とは言っても限界があるけどね…
ラク「だったら…これで終わりだ」
A「!?」
ガジル「な…なんだこの馬鹿げた魔力は…」
ナツ「この感じ…じっちゃんの…」
オリ「まさか…
ラクサスも使えるようになってたなんて!術者が敵と認識したもの全てが標的に…これじゃあ守も何もないじゃない!
ガジル「フェアリーロウ…マスタージョゼを一撃で倒したあの…」
ナツ「よせラクサス!」
ガジル「反則だろ!"敵と認識したもの全て"が攻撃対象なんてよぉ…」
A「どうして……らっくん…」
すると扉からレビィがやってきた
レビィ「やめてーっラクサス!」
ナツ「レビィ!」
ガジル「馬鹿が…何しに来た…」
レビィ「マスターが…貴方のおじいちゃんが危篤なの!」
A「えっ?」
レビィ「もうやめて!マスターに会ってあげて!」
ナツ「危篤?じっちゃんが…」
マスターが…もしかしたら…死んじゃうの?
ラク「丁度いいじゃねぇかこれで俺がマスターになれる可能性が再び浮上した訳だ」
ガジル「ヤロウ…」
カイル「どうして…そこまで…」
オリ「マスターが…大変な目にあってるのに…」
A「もうやめて…ラクサス!!」
ラク「俺が1から築き上げる!誰にも負けない!皆が恐れ戦く最強のギルドをな!」
レビィは地面に崩れ落ちナツは怒りをこみ上げていた
ラク「フェアリーロウ!発動!」
もうダメかと思った…けど…
A「ケホッ!ケホッ!」
ラク「なぜだ!?なぜ誰もやられてねぇ!」
ガジル「お前…無事か」
レビィ「うん…私は平気ナツたちは?」
カイル「俺とオリヴィエは大丈夫です」
オリ「A!平気!?」
A「……だった…」
オリ「え?」
A「ラクサスは昔のままだった…」ポロポロ
オリビエたちがなぜ私がそう言ったのかわからなそうな顔をしていたけどそこにフリードが来て私の代わりに説明した
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2020年9月25日 22時