33あさごはん ページ33
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おいしそうな匂いで目が覚めた。
「ふぁ〜…」
起き上がって体を伸ばしていると、声をかけられた。
「あ、おはようございますAさん!」
「…ああ、シゲルくんおはよ〜。」
そういえば、昨日から彼と旅をすることになったんだっけ。
寝ぼけた頭で挨拶をされたので、情報を整理するのに時間がかかってしまった。
イーブイ達はもうとっくに起きて、一足先にポケモンフーズを食べていた。
む、イーブイめ…
一番近くで寝ていたんだから起こしてくれてもいいじゃないか。
「もうすぐで出来上がるので、少しだけ待っててください!」
朝食はシゲルくんが作ってくれたのか…
もう少し早く起きるべきだったかな。
手伝えなくて申し訳ない…
とりあえずぼくは顔を洗って、服を着替えた。
「ごめんね。全部作ってもらっちゃった上に、ポケモン達の分まで…」
「いえいえ!昨日のカレー、とても美味しかったのでお返しになればと思って…」
「すごく嬉しいよ!
けど、シゲル君はポケモンリーグを目指してるんでしょう?
次から料理はぼくが担当するよ。
空いた時間で、ポケモンのコンディションを整えたりとか…」
そう言うとシゲル君は、手を止めうーんと考え出した。
「元々は一人旅でしたし、これくらいはなんてことないですよ?
それに…
一緒に旅をしているわけですから、お互い協力していけたらなぁ…と。」
照れた様子でそういうシゲル君に少し驚いた。
「…!そっか、そうだね!!
せっかく二人いるんだもんね。」
確かにそれではただぼくがシゲルくんのサポーターとして着いてきているようになってしまう。
シゲルくんはぼくに、‘仲間’として旅をしたいんだ。
「はい!なのでAさん、何かあったら遠慮なく言ってくださいね!
きっと僕もAさんを頼ってしまうと思うので…」
「わかった!そこはお互いさまだからね!
でも、今朝は遅れちゃって本当にごめんね。朝ごはん、とっても嬉しいよ!」
ありがとう!とお礼を言うと、シゲルくんはどういたしましてと美味しそうな目玉焼きやらトーストの乗ったお皿を丁寧に並べていった。
「それじゃあ、食べましょうか。」
「うん!いただきます!!」
暖かいスープを飲むと、これまた優しい味にほっこりして、少し眠くなってしまった。
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超のろのろ更新ですが熱は冷めてないので書けるところまでずっと書いてくつもりです!
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青色メロン - 頑張ってください! (2020年8月19日 13時) (レス) id: bb51340176 (このIDを非表示/違反報告)
駄犬(プロフ) - 青色メロンさん» コメントありがとうございます!とっても励みになります!更新遅めですがよろしくお願いします! (2020年8月17日 7時) (レス) id: b9e2d575e7 (このIDを非表示/違反報告)
青色メロン - とても面白いです(*´∀`) (2020年8月17日 2時) (レス) id: bb51340176 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駄犬 | 作成日時:2020年6月10日 1時