Goddess ページ11
その後私は気分転換として薔薇の水やりに行ってきた
A「…夢みたい、今ここにいることは神の贈り物だよね
何不自由なく生きていることもそうだけど」
「えぇ、そうですね♪神は善人に良い日々を与えてくださりますよ」
独り言がまさか巽に聞こえていたなんて知らなかった
というより、彼がここにいることに気がつかなかった
A「巽！久しぶりだね こんなところで何をしていたの？」
巽「俺は歌の練習に来ていましたが
Aがいるとは思いませんでした、せっかくなので
聴いていただけないでしょうか？」
また彼の歌声が聴けるって思うとワクワクする
とても綺麗な声だし
A「もちろん♪どうぞ歌って？」
…やがて数分後…
A「さすがね♪やっぱり鈍っていない
完璧で綺麗な歌だったよ」
そう言うと彼は頬を少し赤く染めた
巽「ありがとうございます、それから
Aに苦労をかけてしまい申し訳ありません
俺の自分勝手に付き合わせてしまいましたね」
自分を攻めすぎるところがたまにあるんだよね
確かにあの時は少し勝手だったけどそれも経験として残ったから悪いことばかりではない
なんて考えていると如雨露を落としてしまった
そして同時に拾おうとして手が触れ合った
A「あっ///ご、ごめんね！」
私は思わず緊張してその場を走り去ってしまった
巽「A！落し物がありますよ
…行ってしまいましたか…
相変わらず素敵なお方ですね
もっと早く気持ちを伝えていれば…」
A「なんで私は走り去っちゃんたんだろう…
いけないことをしてるわけでもないのに」
その理由は昔巽のことが好きだったからかもしれない
そのせいで時々そういうことが起きると気まずくなってしまう
いい加減克服しないと日和に悪いけどね
でも、相変わらず優しいし気遣いが上手な人
彼はこれからAlkaloidとして沢山活躍するのが目に見えてる
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作者名：ひぃちゃん | 作成日時：2020年7月19日 13時
