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108話 ページ9

sideA

A『はい、私が殺りました♪』

容器を洗う。

A『あの子を奈落へ落としました♪』

石鹸を使って隅々まで洗う。

A『で?だから何か問題が?』

今度は水で濯ぐ。

A『だってみんなあの子嫌いでしょ?♪』

布で拭く。

ドリンクの粉を詰めて水で薄める。

A『さてと…』

他のお人形はどうしようかしら。

ペンのてっぺんを持って倒す。

A『きーめた。』

【海常高校】の文字の上に鉛筆が乗る。

紙をビリビリ破いて捨てる。

A『今度は海常のお人形を潰すことにしたわ。』

赤司「そうか。」

ええ。

どうしましょう。

選手からの信頼を無くしたら勝ちゲームでもしましょうか?

そしたら絶望と言うには甘いのかしら…

けれど私はただの高校生。

本格的に潰したいのは泣く泣く我慢しているのよ。

ああ、なんて罪な女。

なーんて

嘲笑しちゃうわ。

A『フン。』

赤司「どうかしたのかい?」

赤司(鼻で笑った…)

A『いいえ。何でもないわ。』

決めた。

選手からの信頼無くしたらゲームオーバーっていうゲームをしましょ。

さつきと西塔と過去にやったゲームだけれど。

人間、1度信頼を無くしてしまえば関係は呆気ないものになる。


A『征、ゲームすることにしたわ。』

赤司「ゲーム?」

A『ええ、選手からの信頼無くしたら勝ちゲームよ。』

赤司「君の圧勝しか見えないな。」

勿論、私が勝つわ。

だって既に信頼ないところからのスタートだもの。

A『涼太ー。』

黄瀬「はいッスー!」


A『あなた達のマネージャーをターゲットにしたわ。』

黄瀬「助かるッス〜……」

黄瀬(ぞわっとした……Aっち本気ッス…)


新しいゲームスタートよ。





引用元 自主/ロス

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年3月26日 12時

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