105話 ページ6
sideA
A『隼、私は貴方の尻拭いはしたくないからね。』
隼｢大丈夫、息してるし。｣
はぁぁぁ…
A『貴女のお父様は典型的なA型。お母様はO型。』
A型とO型だとそれぞれしか産まれないのよ。
A『貴女のB型の血液はどこから来たんでしょうね。正解は実の父から。まあ、調べてわかったけど、貴女の本当のお父様ってお母様の現在の恋人よ。貴女も可愛がってもらってるでしょ？』
愛があるのに結婚は別の男とか…理解できない。
A『貴女の本当のお父様はどーしようもなくクズって言葉が相応しいわね。』
｢な！｣
A『クズ男にはクズな女が相応しいのかしら。あーあ、だから貴女もこんな底辺な男とイケナイ遊びしてたの？馬鹿ねぇ。』
本当に馬鹿。
A『宝くじに当たれば、使い果たして酒が切れたら女に当たる。嫌ねぇ……アンタはこうならないでね。』
隼｢ならないよ。なんで？｣
A『お相手の方に申し訳ないでしょ。』
A『私のあやつり人形になってれば、何もしなかったのに。本当に馬鹿な女よねぇ。ま、貴女はどうせ根っからのクズなんだから、そこの借金まみれのクズと末永くお幸せに。』
拙い。居すぎた。
A『ごめんなさい！レオ！大丈夫！？』
赤司｢どこに居る!!あの男だ!!あの仮面男に攫われたんだ！｣
はい、ゲームオーバー。コンテニュー不可。
A『お使い、ご苦労さま。』
実渕｢…今度は小太郎に任せて……｣
レオの頭を軽く撫でる。
A『助かったわ。征は顔が広いから出入り難しいのよ。』
隼｢俺にご褒美くれないの〜！？頑張ったんだよ〜？｣
貴方の場合、遊び8でしょ。
A『征！』
赤司｢今まで何処にいたの？何してたの？なんで僕は連れてってくれないの？｣
隼｢夜の街に居たんだよ。ねー？｣
隼も拗ねてる！
A『お人形さんを壊したの。ちゃんと待っててくれたのね。嬉しいわ。』
抱きしめると
赤司｢僕の相手してくれるって約束を破ってまで人形劇はしたいんだ。僕より、人形が。｣
ああ。その顔。その顔が可愛い。
A『征は連れて行けなかったのよ。』
赤司｢なんで。｣
A『公式戦出れなくなったら困るもの。それにあんな穢らわしい空間に貴方は踏み込んではダメ。』
そう言うと困って何も言わずに抱き締める。
A『隼は本当に良い子ね。』
そう言うと隼は眉を下げて笑うの。
その顔が堪らなく好きなの。
可愛い私の
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年3月26日 12時
