100話 ページ1
sideA
隼は暴力沙汰が過ぎる。
A『隼、そこら辺にしてあげなさい。』
隼「まだ元気だよ。」
虫の息よ。
A『隼。』
ムッとした表情で手を離す。
黒い車がやってきた。
「隼さん、着替えっす。」
隼「ありがとうございます。」
シャツを受け取って、近くの水道で返り血を流す。
車は2つの赤く染まった物を積んで何処かに行った。
隼「A、頑張ったでしょ?」
A『はいはい。』
隼「やろ。」
どこの誰かも分からない女抱いてる人と繋がりたくないわ。
A『貴方、征の事嫌いでしょ。さっき凄かったわよ。』
妥協して近くのベンチに座って、その上に彼が寝そべってる。
隼「同担拒否かな。」
誰よ。
A『貴方と征絡みないでしょ。誰が好きとか分からないじゃない。』
隼(従弟じゃなければな…)
黙った…
黙ると怖いって思うのはコイツが黙ってる時はろくな事がない。
A『隼、そろそろ中に…』
赤司「何を、している。」
やばい、見つかった。
当たり前よ…帰ってくるの遅いんだもん。
痺れ切らして…
A『征、これは…』
赤司「…僕の彼女に何をしている。」
こんなに殺気に満ちてるのに、そのまま私の膝で寝そべってる隼。
通常運転だわ…
隼「別に〜?従姉と話してるだけ。」
赤司「ふざけるな…」
隼「ね?同担拒否でしょ。」
ね?って言われても…
隼「俺はAがだーい好き♡だって俺の事を認めてくれるんだもん。従順にやる事すれば、自由で良いって。で、俺がやる事成す事しても黙ーって何も知らないふりしてくれるし。」
そう言って私に覆いかぶさった。
隼「俺のお嫁さんにしたいくらい。」
A『冗談も休み休み言いなさい。そもそも従兄弟は結婚出来ないし、私は極道の妻になる気ないし。』
って言ったら征の動きが止まった。
隼「俺は別に家に居るだけでアイツらとは違うし。」
A『貴方のお父様がぶち込んだんでしょ。素行悪いからって。』
赤司「お前が誰だろうと僕にはどうでもいい。僕の彼女を返してくれるかな。」
あらあら…征も限界ね。
戻ってきたは良いものの…
A『作業しづらいんだけど…』
交代交代に私の膝枕を受けるって妥協案を翔が持ってきた。
ホンットに余計な事をー!!
今吉「あいつ、今、機嫌悪いからしっかりせぇよ。」
青峰「アンタが原因だろ……」
緑間「…選択を間違えれば死、だ。」
黒子「気をつければ大丈夫です。」
黄瀬「怖いっす〜…」
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年3月26日 12時