93話 ページ44
sideA
ドリブルの音が床を伝って、足に響く。
A『近々また東京に行くつもりだけど…何時にしましょう…』
赤司｢……｣
A『征、集中しないとケガを…』
葉山｢あ！｣
小太郎がもらい損ねたボールが当たった。
A『もう…だから言ったじゃない。見せてごらん。』
征の頭を見る。
少し赤いわね…
赤司(昨日、なんやかんやAのペースで結局キスしてくれなかった…)
ムスッとして…
A『注意力散漫は事故になるわよ。』
赤司｢……｣
実渕｢あら？また喧嘩でもしたの？｣
してないわよ。
A『そろそろ髪整えても良いかもね。』
氷で冷やせてるのか不安。
A『私、2軍にタオル届けて来るから…貴方ちょっと起きて…』
動かないわ。
A『征』
ビクッてなって姿勢を正す。
赤司｢……キス…｣
なんで？
赤司｢昨日くれなかった…｣
したじゃない。
A『後であげるから。』
実渕｢征ちゃん、もう良いの？｣
赤司｢問題ないよ。｣
赤司(本当はもっとしたかったんだ！足りないんだ！)
ふぅ……
あら？
A『征、もう良いの？』
赤司｢良い。｣
拗ねてる…
あら、ワンチャン。
A『どうしたの？』
青峰【海常、誠凛は特に異常なし…だけど】
だけど？
青峰【テツがもう少しお願いしますって…】
掃除とかは教え込んだけど…
人間については教えてないものね。
A『わかったわ。他には？』
青峰【秀徳は既に壊れたらしい。】
A『真太郎がそう言ったの？』
青峰【ああ。】
まだまだ悲劇は終わらせないわ。
A『そう。ありがとう。良い子ね。』
青峰【…ああ。】
少しだけ嬉しそうな声に変わった。
A『近々また東京に行くつもりよ。貴方も一緒に行く？』
青峰【…行く。】
すっかりワンチャンね。
東京にも目や手足が増えて嬉しいわ。
A『その時、さつきも連れておいで。』
青峰【わかった。】
未来｢誰？｣
A『私の新しいペットよ。』
実渕｢お人形さんじゃなくて？｣
ふふ。良い働きよ。
ご褒美あげなくちゃ。
A『東京の�猝椨瓩砲覆辰討�れる可愛いペットよ。』
実渕｢なるほどね。｣
未来｢なるほどね。なの？｣
納得してくれてありがとう。
A『東京のお人形さん達は元気らしいわ。』
実渕｢あら？潰したんじゃなかった？｣
A『まだよ。またお手伝いしてくれる？』
実渕｢良いわよ〜。｣
未来｢うん。｣
こっちの手足も良い子達だわ。
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maho1102(プロフ) - この作品好きです！！！歪んでるとこが1番好き！！これからも頑張ってください！！！ (2018年11月28日 10時) (
レス) id: 1f5c09aa67 (このIDを非表示/違反報告)
5号 ミッキー(プロフ) - 好きです。これからも応援します！更新、自分のペースで頑張ってください！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 27b1904a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2018年10月15日 22時
