86話 番外編Happy Birthday☆+｡:.ﾟ赤司様 ページ37
sideA
部活が終わり帰ってきたわ。
A『もう少しかかるからリビングで暇つぶしてて。』
赤司｢え。｣
ん？
A『去年みたいにプレゼント無しで良いのなら邪魔しても良いわよ？』
赤司｢…ううん。｣
プレゼントは後日渡したわよ。ちゃんと。
部屋の前に置いたの。
クリスマスよりは早いけど誕生日より遅いプレゼント。
征はプレゼントもらった後に私を抱く算段だったらしくて抱けなくて泣いたわ。
可愛かったわ。
A『今年は抱けると良いわね。』
赤司｢…｣
赤司(精神統一してるのに気が散る！)
2人だけだし、週末には征の実家の方でパーティーされるからあまり豪華ではないけれど。
A『大人しく待ってられるんじゃない。出来たわよ。』
赤司｢…今年こそは直接祝われたい…｣
誕生日おめでとうは何回も言ったじゃない。
どういうことなの。
―夕食後―
A『はい、私からのプレゼント。週末のパーティーじゃ話せないから。』
征は婚約者がいようがいまいが人気。
それを見たくないから私はパーティー会場から離れたテラスにいつも居る。
征は主賓だから抜け出せない。
心の中は凄く濁ってるみたいだけど。
赤司｢…ありがとう…嬉しいよ。｣
そうには見えないけど。
赤司｢…やっぱりパーティー、僕のそばに居てくれないかな…｣
A『嫌よ。』
赤司｢…お願い。｣
キスをしつつ、押し倒して来ないでくれる？
A『気品溢れる赤司家のご子息が、こんな欲にまみれた男なんだって知らせたら赤司家の名に泥を塗るようじゃない。』
下女の逆恨みは良いけど。
あのパーティー会場の来客って赤司家のお得意様じゃない。
赤司｢…パーティー行きたくない……｣
A『昔はあんなにはしゃいでたのに？』
赤司｢だって君に会えたから…｣
A『今じゃ毎日どころか常に顔を見てるくせに。』
パーティーで会えないから行きたくないなんて可愛い。
A『今日は私が精一杯愛してるあげる。』
だからそんな可愛い顔しないで。
もっと酷くいじめたくなるから。
赤司｢愛してるって言って……｣
本当に可愛い人ね。貴方は。
A『いつまでも愛しているわ。』
赤司｢…僕も。｣
満足そうに頬を赤らめてキスを落とす。
私だって本当は貴方のそばに居たいのよ。
けど、私の心は歪んでしまって成長しないの。
A『いつものテラスを利用するから紅茶とお菓子用意しててね。』
｢はい。｣
赤司｢……｣
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maho1102(プロフ) - この作品好きです！！！歪んでるとこが1番好き！！これからも頑張ってください！！！ (2018年11月28日 10時) (
レス) id: 1f5c09aa67 (このIDを非表示/違反報告)
5号 ミッキー(プロフ) - 好きです。これからも応援します！更新、自分のペースで頑張ってください！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 27b1904a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2018年10月15日 22時
