祝!510話 裏切りの疑惑 ページ26
あの日から、更に数日が経った。
円堂を始めとするイナズマジャパンは、これで何度目かになる響木のお見舞いにやって来た。
響木はもう話せる様になっており、短い距離だが歩ける様にまで回復した。
しかし、何が起こるかわからない心臓の病。大事をとって、入院を続けている。
「面会の許可、貰って来ますね!」
春奈が駆け出そうとした、その時だった。
自動ドアが開いて、人が出て来たのだ。
その二人の人物を見て、イナズマジャパンは目を剥いた。
「夏未さん!?」
「「!」」
そこには、リトルギガントの監督・Mr.アラヤを連れた、雷門が居たのだった。
「どうしてこんな所に?」
「……まだ話してなかったのね、円堂君」
目を瞬かせるみんなを見てフッと笑った彼女に、円堂は少し俯いて、ああ、と返事を返す。
雷門は隣にいるアラヤを示すと、円堂に紹介した時と同じ様に、言った。
「こちらはMr.アラヤ。コトアール代表・リトルギガントの監督よ」
「この人が……」
騒めくイナズマジャパン。
忘れもしない数日前のあの瞬間。
イナズマジャパンをあんなにも苦しめ、とうとう勝てなかったフィディオ率いるオルフェウスを、圧倒的点差で負かしたあのチームの監督が、今、目の前にいる。
「でも、コトアールの監督さんと夏未さんが、どうして一緒に……」
「──私がリトルギガントのマネージャーだからよ」
「「!?」」
「夏未さんが!?」
動揺を隠せない。
唯一人その事実を知っていた円堂は、無意識に唇を噛んでいた。
そんな彼を、木野が心配そうに見つめる。
「円堂君……」
誰にも言わなかった、彼の心境。
それを思うと、木野の胸も痛んだ。
彼らを包む、緊迫した空気。
一瞬でも動いたら切れそうな程のその重苦しい空気に、誰もが動けずにいた、その時だった。
511話 壊れゆくコトアールエリア→←509話 彼女を信じて
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Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふあああっ、ありがとうございます…!!頑張ります!! ですよね!一息くらい良いですよね!!凄く力になりました!ありがとうございました!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - Vermutさん» ありゃ、そうだったんですか…!でも、いいんです、やりたい時に更新やってください!!!!一息ぐらいいいじゃないですか。何かあろうと、やりたいこと曲げちゃダメです!私は曲げられても鋼の精神で曲げ返しましたから笑 頑張ってください!!!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふえっ…ありがとうございます……!!それとホント申し訳ありません……高校の事じゃなくて、更新再開を親に止められてるんです……私の書き方が紛らわしくてほんっとごめんなさい……。お気持ちは物凄く嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 受験校は自分が行きたいところへ!!!!!親に言ってやりなさい!「私が決めた学校だから、私が行くって決めた!親が行くわけでもない!自分の意思で行く!」って!私は、行きたい学校よりも、親に言われた学校に行ったので、Vermutさんは、行きたい学校へ! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆいチップスさん» ありがとうございます!帰還ですよおおようやく!! 受験勉強頑張ります!ありがとうございました!! (2019年10月27日 8時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年8月22日 9時